ニックスが第5戦に快勝、シリーズ2勝目で逆転の望みつなぐ
ジェイレン・ブランソンが32得点の活躍 ファイナル進出に向けて反撃
【©️New York Knicks,】
NBAプレーオフ東カンファレンス決勝(7回戦制)の第5戦が29日に行われ、第3シードのニューヨーク・ニックスが本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで、第4シードのインディアナ・ペーサーズを111対94で破り、シリーズ成績を2勝3敗とした。崖っぷちに立たされていたニックスは、これでNBAファイナル進出への望みをつないだ。
試合を通じて主導権を握ったニックスは、第1クォーターから攻守両面で優位に立ち、前半を62─41と大量リードで折り返し。第3クォーター以降もリードを保ち続け、終始安定した試合運びで勝利を手にした。
エースのジェイレン・ブランソンが圧巻のパフォーマンスを披露し、両チーム最多となる32得点をマーク。試合後、「僕たちはまだ終わっていない。次も全力で挑む」と力強く語った。
また、カール=アンソニー・タウンズも24得点・13リバウンドのダブルダブルを記録し、攻守で存在感を示した。
さらに、ジョシュ・ハートとマイケル・ブリッジスがそれぞれ12得点、OG・アヌノビーも11得点と、計5選手が2桁得点を記録し、
チーム全体のバランスの取れた攻撃が光った。
一方、敵地での連勝を狙ったペーサーズは、攻撃がやや単調になり、終盤まで流れを取り戻せなかった。ベネディクト・マサリンがチーム最多の23得点を挙げたものの、パスカル・シアカム(15得点)、オビ・トッピン(11得点)を含む2桁得点は3選手にとどまり、得点力に課題を残した。
シリーズ第6戦はペーサーズの本拠地ゲインブリッジ・フィールドハウスで開催される予定。勢いに乗ったニックスが敵地で再び勝利を収め、最終第7戦へ持ち込めるか、注目が集まる。