一夜にして急浮上! 天心vs武居構想、東京ドーム2DAYS計画に波乱の兆し
格闘技界が、一夜にして騒然となった。
5月28日、横浜BUNTAIで行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチ。王者・武居由樹(大橋)が挑戦者ユッタポン・トンデイ(タイ)をわずか127秒で沈め、初防衛を完了。その衝撃的なTKO劇は、ただの勝利にとどまらず、“次なる超戦”の幕を開ける一撃となった。
そして翌29日、大橋ジムで行われた会見中に現れたのは、現役世界4団体統一王者・井上尚弥選手。
そのサプライズ登場とともに飛び出したのが、
次戦の相手についての問いかけだった。
「次、誰と戦いたいですか?」
問いかけに戸惑いながらも、
「て、天心選手……ですかね」と答えた武居。
そのやり取りを見届けた大橋会長は
「私は天心です。ファン目線で言うと」と明言。
ここからすべてが動き始めた。
▪️水面下で進行中か? 東京ドーム2DAYS計画が浮上
さらに、格闘技界を震撼させるビッグプランが、業界内で密かに囁かれている。
その名も――東京ドーム2DAYS構想。
その骨子はこうだ。
DAY1:那須川天心 vs 武居由樹(世界バンタム級タイトルマッチ)
DAY2:井上尚弥 vs 中谷潤人(世界スーパーバンタム級タイトルマッチ)
“令和の怪物”と“神童”の弟子。武居と天心、キック時代からの因縁を抱える両者が、ついにボクシングの舞台で拳を交える可能性のスケジュール。
しかも来年のゴールデンウィークに。
前回のラスベガスので井上選手の試合は、連日,
ボクシングの話題のカードが開催される
ファイトウィークの最終日だった。
あのラスベガスの熱量を日本に持ち込むには、
ゴールデンウィークに2day・・・
これほど最高なタイミングは、この先、訪れない気もする。
天心が現在WBA4位・WBC4位につけている
バンタム級での世界挑戦第1弾。
対する武居はWBO王者としての誇りをかける。
そして2日目には、現在スーパーバンタム級4団体を制覇する井上尚弥が、WBCバンタム級王者・中谷潤人を相手に日本人頂上決戦を行うという、信じがたいカードが水面下で浮上しているのだ。
ボクシング関係者のひとりは、こう語る。
「この2カードが揃えば、もはやボクシングイベントの枠を超える。国民的行事になる可能性さえまる。現実味? 十分にありますよ。天心が11月に世界戦を予定しており、 武居は9月に指名試合。その流れでいけば“交差”するのは自然なことだと思います」
また、フジテレビやAmazonプライムなど複数の放送・配信プラットフォームがすでに動き出しているとの情報もあり、広告代理店のスポンサー集めの話はすでに話題になっている。
ビジネス面でも前例のない規模感となる見込みだ。
▪️武居「ファンが見たい相手とやりたい」
武居は会見で「ファンの声を大事にしたい。この選手と見たいと思ってもらえる相手とやりたい」と語っており、すでに視線の先は“夢の舞台”にある。
この発言は、誰が相手でも構わないという強気の表れであり、同時に「天心戦は歓迎」というメッセージとしても受け取れる。あの日のリング上で見せた余裕と自信、それは「ドームで主役を張る覚悟」の裏返しだったのかもしれない。
いまや、武居vs天心、井上vs中谷――
この二つのカードが、ボクシング界全体を巻き込む巨大な渦となりつつある。
東京ドーム2DAYS。
それは、単なる夢物語ではなく、
現実の扉を叩いている気がしてならない。
【文:高須基一朗】