修斗ー関口祐冬選手が正規王者に昇格“戴冠”からの挑戦状「RIZINで証明する」
【関口祐冬選手・Instagramより画像】
5月18日、東京・ニューピアホールで行われた
「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.4」にて、
関口祐冬選手(修斗GYM東京)が
修斗・世界フライ級の正規王者に認定された。
本来、関口選手は同大会のメインイベントで、正規王者・新井丈選手(和術慧舟會HEARTS)との王座統一戦に臨む予定だったが、新井選手が直前で負傷欠場。
そのまま王座返上となり、関口選手は統一戦を経ることなく
正規王者に昇格する形となった。
関口選手は大会中に金網内へ上がり、
「誰も望んでいない形でのチャンピオン誕生」と率直に語った上で、
「ここから正規王者として強さを見せたい」と決意を口にした。
さらに、「RIZINのフライ級が今、非常に盛り上がっている。オファーをいただければぜひ」とRIZIN参戦への意欲を表明。
現在、RIZINでは夏季にフライ級グランプリ開催が予定されており、
国内外の強豪が続々とエントリーを希望している状況だ。
修斗で磨いた技術と実績、だが“真価”は未証明のまま
関口選手は2016年にプロデビュー。
磨き上げたグラウンド技術とスタンドの対応力を武器に、
国内の中堅選手たちを相手に安定した勝利を重ねてきた。
2023年7月には田丸匠を判定で下し、暫定王座を獲得。
その後も、佐藤将光、田中半蔵らとの実力者対決を通じて、経験を重ねてきた。
だが、そのキャリアには依然として「真のエースと交わっていない」という懸念も残る。戦績は14戦10勝3敗1分(※2025年5月現在)と安定しているが、
元UFCファイターや国際的実力者との対戦経験はない。
今回の正規王座も、実戦による戴冠ではなかった点が評価を分ける可能性もある。
RIZINで試される“本物”の証明
現在、RIZINフライ級は神龍誠、扇久保博正、
竿本樹生らトップファイターがひしめく激戦区。
そこへ“修斗王者”という肩書を引っさげて挑むのであれば、
その実力と覚悟が真っ先に問われることは間違いない。
修斗という伝統ある舞台で結果を出してきた関口にとって、
RIZIN参戦は単なるステップアップではなく、
「正規王者」の実体を証明する場となる。