佐山サトル氏率いる「大熊警備隊」がMMA団体『修斗』とスポンサー契約
佐山サトル氏率いる「大熊警備隊」がMMA団体『修斗』とスポンサー契約
▪️ロゴがコーナーポストに掲出
総合格闘技団体『修斗』と、新興警備会社「株式会社大熊警備隊」がタッグを組む。大熊警備隊は2025年5月18日に行われた『プロフェッショナル修斗公式戦』から大会の協賛を開始。リングのコーナーポストには同社のロゴが初めて掲出された。
この協賛は、大熊警備隊の出資元である「株式会社ARCOBALENO(アルコバレーノ)」によるもので、同社は修斗の年間スポンサーとして活動していく。
▪️格闘家と地域を支える「警備×格闘技」プロジェクト
大熊警備隊は、かつて“初代タイガーマスク”として一世を風靡した佐山サトル氏が率いる次世代型警備会社だ。
同社は「夢を追う格闘家を応援したい」という理念のもと、現役格闘家を警備員として雇用。安定した収入源の確保とセカンドキャリアの構築を支援しながら、東日本大震災で被害を受けた福島県浜通りの安全にも貢献している。
この取り組みには多数の格闘技団体やジムが賛同しており、「警備という社会インフラを通じた格闘家支援」という新たなモデルが注目を集めている。
▪️MMAの原点『修斗』とは?
修斗は、1984年に佐山サトル氏によって創設された日本発の総合格闘技競技。古代オリンピックで行われた「パンクラチオン」の復興を掲げ、競技性・武道精神・エンタメ性のバランスに優れたスタイルで世界的に高評価を得ている。
これまでUFCやONE Championship、RIZINといった国内外の大手イベントで活躍する多くの選手を輩出しており、現在も地域に根ざしたアマチュア育成を続ける“登竜門”としての役割を担っている。
▪️出資元・ARCOBALENOとは?
スポンサー契約の資金を提供する「株式会社ARCOBALENO(アルコバレーノ)」は、「人を繋ぎ、ビジネスを繋ぎ、想いを繋ぐ」をビジョンに掲げるコンサルティング会社。社名の「ARCOBALENO」はイタリア語で「虹」を意味し、人・企業・地域を繋ぐ架け橋となることを目指している。
会社名:株式会社ARCOBALENO
所在地:東京都千代田区外神田3-3-3 秋葉原槇町ビル5階
代表者:代表取締役 東出忠昌
設立:2019年4月1日
事業内容:新規事業支援、IT戦略コンサルティング、人材育成、
福島県大熊町の復興支援など
(公式サイトはこちら)
▪️地域復興の新たな形を模索
大熊警備隊は「格闘家による本質的な警備」を掲げ、AIやIoTを活用した先進的なセキュリティ技術の導入にも力を入れている。格闘家であること自体が抑止力になると同時に、最新テクノロジーによる高精度な安全管理で地域の安心を担保する。
今後も同社は、警備業務を通じて福島県の復興を後押しするとともに、格闘技界への支援を継続していく考えだ。
【文:高須基一朗】