福原遥さん児童相談所を舞台にした新ドラマで“月9”初主演
福原遥さん、児童相談所を舞台にした新ドラマで“月9”初主演
【© Fuji Television Network, Inc.】
― 福祉の現場を描く意欲作に注目
2025年7月よりフジテレビ系で放送予定の連続ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(毎週月曜・午後9時)で、女優・福原遥(26)が主演を務めることが明らかになった。彼女にとって“月9”枠での初主演となる本作は、児童相談所(児相)を舞台に、子どもたちの心と向き合う現場のリアルに迫る意欲作だ。
物語は、神奈川県警の刑事から児童相談所へ異動となった新人児童福祉司・桐島まどか(福原遥)が、児相で働く経験豊富な福祉司や職員とともに、虐待や家庭問題など多様な背景を抱えた子どもとその保護者に向き合い、問題解決に奔走する姿を描く。
福原は「とにかく正義感が強くて真っ直ぐな女性。思い込んだら突き進むタイプの役柄です。現場の厳しさ、そして子どもたちの思いに揺れる心をしっかり演じていきたい」とコメント。児童福祉の現場を初めて演じるにあたり、「いまだに信じられない気持ちもありますが、この作品を通じて視聴者の皆さんにも何かを感じていただけたら」と語った。
近年、全国の児童相談所には、児童虐待や貧困、発達障害など複雑な問題を抱える相談が急増しており、対応する職員の業務負担が深刻化している。2023年度には、全国での児童虐待対応件数が20万件を超え、職員の人手不足や精神的負担も問題視されている。
そんな実態に光を当てる本作では、児童福祉司のリアルな苦悩やジレンマ、そして現場で奮闘する職員の姿が描かれる予定だ。
また、主人公のバディ役として、ベテラン福祉司・佐野誠を演じるのは俳優・林遣都(34)。林は「子育てをしている身として、日々の大変さや喜びを感じる中で、児相の現場をテーマにした本作には深く共感するところがある。多くの人に届く、心に残る作品になるのでは」と期待を込めた。
“感動”や“人間ドラマ”にとどまらず、社会の最前線をリアルに描く本作が、児童福祉の現状をより多くの人に知ってもらうきっかけとなることが期待される。