ディズニー実写版「白雪姫」記録的赤字で歴史に残らぬ結果に
2025.5.6
ディズニー実写版「白雪姫」記録的赤字で歴史に残らぬ結果に
米ウォルト・ディズニー社が制作した実写版映画「白雪姫」が、歴史的な赤字を計上しながらも、映画史にその成果を残すことなく終焉を迎えた。
公開前から物議を醸していた本作は、主演女優の発言やキャスティングを巡る議論に加え、作品の方向性を大きく改変したことで注目を集めたものの、興行収入は国内外ともに振るわなかった。制作費と宣伝費を含めた総コストは約4億1000万ドル(約590億円)に達し、現時点での赤字は1億1500万ドル(約165億円)に上ると見込まれている。
日本国内でもゴールデンウィーク中の動員が伸び悩み、
一部の劇場では連休を待たずに上映を打ち切る動きが出た。
こうした状況から、映画としての影響力や記録を後世に残すには至らず、「実写版白雪姫」は商業的にも文化的にも大きな足跡を残せなかったとする見方が強まっている。
今後、本作は“語られないディズニー映画”として、
その名だけが記憶に残る可能性もある。