ONE 172: ナビル・アナンがスーパーレックに判定勝利！リベンジ達成

3月23日、さいたまスーパーアリーナで開催された『ONE 172: 武尊 VS ロッタン』にて、ナビル・アナン（アルジェリア/タイ）がスーパーレック（タイ）に判定3-0で勝利を収めた。アナンは試合中にダウンを奪い、昨年の敗戦のリベンジを果たした。

これで両者の戦いは2戦で１勝１敗のイーブンになった。

 

▪️スーパーレック、計量失敗で王座剥奪

スーパーレックはONEバンタム級ムエタイ王者であり、ONEフライ級キックボクシング世界王者としても活躍。昨年1月のONE日本大会では武尊と激闘の末に判定勝利し、9月の『ONE 168: Denver』ではジョナサン・ハガティーを1R KOで破り王座を獲得した。しかし、今回は計量をパスできず、ハイドレーションテストにも失敗したため、王座剥奪となった。

 

▪️リベンジを果たしたアナン

アナンは188cmの長身を活かした強力な打撃を持ち、WBCムエタイ世界フェザー級王座の実績を持つ。今年1月の『ONE 170』ではニコ・カリロを相手に2度のダウンを奪い、レフェリーストップ勝利を収めた。

両者の対戦は今回が2度目。2023年6月の初戦ではスーパーレックがボディストレートで1R KO勝利を収めていた。

 

▪️アナンの勝利コメント

試合後、アナンは「みなさん、こんにちは。ありがとうございます（日本語で）。とても嬉しい。初めての夢が叶いました。これまで、こんなに嬉しいことはありませんでした。初めてKOされたのはスーパーレックとの一戦でした。チームの仲間のおかげで、パウンドフォーパウンドの男に勝てて非常に嬉しいです」と喜びを語り、日本での人気を高めた試合だったと言える。

この勝利により、アナンはバンタム級ムエタイのトップ戦線に名乗りをあげたことになる。