布袋寅泰がバンタンミュージックアカデミー特別顧問に就任!!
布袋寅泰がバンタンミュージックアカデミー特別顧問に就任!
POWERED BY ユニバーサルミュージック
「挑戦が夢をかなえてくれた」
ギタリストの布袋寅泰(63)が2月18日に
都内で行われた「バンタンミュージックアカデミー
POWERED BY ユニバーサルミュージック」(2026年4月開校)の
記者発表会に登壇し、特別授業を行った。
この場で、同校の特別顧問に就任することも発表。
布袋さんが教育機関の特別顧問を務めるのは今回が初となる。
▪️世界で活躍できる音楽人材を育成へ
「バンタンミュージックアカデミー」は、
現役のクリエイター講師陣や
企業とのコラボレーションを通じて、
即戦力となる音楽人材を育成する新たな教育機関。
ユニバーサルミュージックとの提携により、
グローバルに活躍できるアーティストや
クリエイターを輩出することを目指している。
布袋は、自身の経験をもとに生徒たちに向けてメッセージを発信。
「夢を叶えるために大切なのは、勇気を持ってチャレンジすること」と語りかけた。
▪️名曲誕生の裏話も披露
イベントでは、映画『KILL BILL』のテーマ曲として世界的に知られる
「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」が流れる中で布袋が登場。
「まさか自分がこの曲で登場するとは思わなかった」と笑顔を見せた。
この楽曲は、もともと映画『新・仁義なき戦い』のために作曲されたもの。
「役者としての参加は自信がなかったけれど、
音楽監督としては歴史ある作品に新しい風を吹かせられたと思う」と振り返る。
その後、クエンティン・タランティーノ監督が楽曲使用を熱望し、
布袋自身が新曲を提案するも「監督が譲らなかった」とのエピソードも明かした。
「わずか2拍でこの曲だと認識できる」と監督が見抜いていたことに驚かされたという。
「僕を知らなくても、曲は知っている。
そんな名刺代わりの曲になった」と語り、
「勇気を出して挑戦したことが夢を叶えてくれた」と
生徒たちにメッセージを送った。
▪️音楽は「プロセスを楽しむもの」
布袋は、自身のキャリアについて「夢や野望というより、まだまだゴールにはほど遠い」とコメント。「自分を磨き続けたいし、ゴールではなくプロセスを楽しんでいる。それが大事なんじゃないかと思う」と語り、挫折や苦しみさえも「自分を豊かにするプロセス」と捉えていることを明かした。
「ヒットすることはもちろんうれしいけれど、何も生まれずに悩む時間も大切。大人になって、人生はプロセスを楽しむためにあると感じるようになった」と、深みのある言葉で音楽の魅力を語った。
▪️AI時代の音楽制作について
現代では、AIやコンピューターを活用した音楽制作が一般的になり、
誰でも楽曲を作れる時代となった。
布袋は「誰もが同じツールを使えるからこそ、みんながライバル。
厳しい時代になった」と率直な感想を述べる。
「もしAIに『ヒット曲を作って』と頼んで、本当にヒットしたとしても、
そのプロセスを経ていない曲に自分自身が喜びを感じられるのか?」と疑問を投げかけつつ、「こうした課題を乗り越えながら、
みなさんが新しいクリエイションを生み出していくのだと思う。
僕自身も学び続けたい」と、未来の音楽クリエイターたちへの期待を込めた。
布袋の言葉からは、音楽の世界で成功するためには技術だけでなく、
挑戦し続けること、そしてプロセスを楽しむことが重要であるという
メッセージが強く伝わってきた。
新たな音楽人材の育成に向け、彼の存在がどのような影響を与えるのか!?