全豪オープン 大坂なおみ選手が苦渋の決断で3回戦棄権「我慢できると思っていた」復帰後の確かな手応えも語る
テニスの全豪オープン第7日(24日、メルボルン)。3度目の大会制覇を目指していた世界ランキング17位の大坂なおみ選手が、女子シングルス3回戦を前に左脇腹の負傷により棄権することとなった。大会推薦で出場し、地元オーストラリア勢で唯一勝ち残っていた同168位マディソン・イングリスとの対戦は実現せず、悔しさをにじませながらも将来を見据えた決断となった。
試合前に行われた公式会見で大坂選手は、これまでにも経験のある箇所の痛みだったことを明かし、「今回は我慢してプレーできると思っていた」と率直な胸中を吐露。実際、前の試合でも痛みを抱えながらコートに立ち、「休めば大丈夫だと思っていた」という。しかし、試合当日のウォームアップで状態が悪化。「動いてみたら、痛みが強くなってしまった」と説明し、プレー継続が難しいと判断した経緯を語った。
今後については慎重な姿勢を崩さない。
「追加の検査は必要になると思う」とした上で、妊娠・出産を経て復帰した現在の身体についても言及。「体が以前とは明らかに変わっている。だからこそ、ここは慎重に対応しなければならない」と語り、複数の医師と相談しながら今後の方針を決めていく考えを示した。
結果として不本意な形で大会を去ることになったが、表情は決して後ろ向きではなかった。今大会では、個性的な衣装や入場パフォーマンスも話題を呼び、コート内外で存在感を発揮。「皆さんが衣装を楽しんでくれたのはうれしかったけど、何よりここでテニスができたことが楽しかった」と笑顔を交えながら振り返った。
復帰後の手応えについても確かな自信をのぞかせる。
「3セットマッチを2試合戦えたし、フィットネスの状態は本当に良かった」と語り、負傷箇所以外については「とても健康だった」と前向きに評価。
「今年の残りのシーズンも、良いテニスができると思っている」と視線はすでに先を見据えている。


