兄弟の和解に世界が涙する 日本公演は10月

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音楽史に残る奇跡が、ついに幕を開けた―。
伝説的ブリットポップバンド「オアシス」が、16年の沈黙を破り再びステージに立った。再結成ツアー初日は、英国ウェールズ・カーディフ。7月4日夜（日本時間5日未明）、鳴り止まぬ歓声とともに、その“伝説”が現実となった。

 

世界中のファンが夢見た瞬間が、ついに到来。会場には英国内のみならず、欧州、アジア、アメリカからもファンが殺到。なかには涙を流す人の姿も。リアム・ギャラガーがマイクを握り、「久しぶりだね」と語りかけると、観客は歓喜の悲鳴とともにジャンプで応えた。

なにより衝撃だったのは、かつて“犬猿の仲”とされた兄ノエル・ギャラガーとのツーショットだ。ラストナンバーでは、2人が手を取り合い、静かに掲げた――その光景は、まるで映画のラストシーン。長年の確執を乗り越えた兄弟が、音楽の力で再び繋がった瞬間だった。

オアシスは1991年、マンチェスターで結成され、94年の「Supersonic」で鮮烈なデビュー。以降「Don’t Look Back in Anger」「Wonderwall」などの名曲で90年代の音楽シーンを席巻、時代の象徴となった。

解散から16年――その年月はファンの心を決して冷めさせることはなかった。今回のワールドツアーでは、英国を皮切りに欧州、そして日本など世界各地を巡る。日本公演は10月25日・26日、東京ドームにて開催決定。チケット争奪戦は必至だ。