ドジャース 大谷選手の執念が流れ呼び込む! 首位攻防戦に劇的先勝でパドレスに並ぶ

2025.8.16

【©️Los Angeles Dodgers,】

ナ・リーグ西地区の天王山、ドジャースとパドレスの首位攻防戦初戦は、ドジャースが3―2で競り勝ち、首位に並んだ。

主役はやはり大谷翔平選手だ。3打数無安打に終わり、連続試合安打は12で止まったものの、その一振りに込めた執念が勝利を引き寄せた。

 

前カードで宿敵エンゼルスに屈辱の3連敗を喫し、108日ぶりに首位から滑り落ちたドジャース。意地とプライドを懸けた一戦で、大谷は「1番・DH」で先発出場した。

初回、センター正面を突いた強烈なライナーでスタンドをどよめかせると、3回には無死満塁で凡打に倒れながらも、必死の全力疾走で併殺を崩し、同点の走者を生還させた。

結果は打点1。

数字以上に“勝ちたい”という闘志が鮮明に刻まれたシーンだった。

その後も四球で出塁し、果敢に盗塁を仕掛けるなど攻めの姿勢を崩さなかった。

打撃では快音こそ響かなかったが、存在感はむしろ際立った。

投手陣も奮闘した。

先発カーショーが6回1失点の好投で試合をつくると、7回にはヘルナンデスが値千金の19号ソロでリードを広げる。8回には一打同点のピンチを背負ったが、救援陣が渾身の投球でしのぎ切り、最後はトライネンが締めてみせた。