「FNS27時間テレビ」放送絶望的に!! CM差し止めで資金難

2025.2.6

【昨年2024年度のFNS27時間テレビ公式サイトより】

 

フジテレビの夏の大型特番「FNS27時間テレビ」の放送が

危機的状況に陥っていることが、4日までに明らかになった。

広告主によるCM差し止めの影響で大幅な減収が発生し、

番組制作の資金確保が難航。

フジテレビ幹部は「例年通りの放送は不可能に近い。

資金難だけでなく、キャスティングや制作現場の運営も厳しい状況が続いている」と

語り、苦境に直面している現状を明かした。

 

▪️予定されていた総合司会も影響 関係者「すでに説明を開始」

本紙の取材によると、今年の「FNS27時間テレビ」の総合司会には、人気アイドルグループのメンバーが内定していたという。しかし、CM収入の激減により番組制作自体が困難となり、関係者は「すでに出演を予定していた一部のタレント側にも、現状を説明し始めている」と明かした。番組が正式に中止となれば、出演予定者のスケジュール調整にも影響が及ぶ可能性がある。

 

▪️制作費の確保が課題 スポンサー離脱で系列局にも打撃

「FNS27時間テレビ」は、1987年から続くフジテレビの夏の風物詩とも言える番組であり、全国の系列局も一丸となって制作に取り組む。しかし、莫大な制作費が必要な番組であるため、スポンサー収入が大幅に減少すれば存続は難しくなる。広告代理店関係者は「スポンサーが離れた今、番組の制作費をどこまで捻出できるのか全く見通せない。すでにCM差し止めの影響はフジテレビだけでなく系列局にも及んでおり、各局とも対応に追われている」と指摘。単なる資金難にとどまらず、全国ネットでの放送自体が困難な状況に陥っていることがうかがえる。

 

▪️番組復活の背景と影響 社長交代も影響か

番組は1987年の初回放送以来、毎年夏に放送されてきたが、2020年には新型コロナウイルスの影響で中止に。その後、2021年と2022年は「FNSラフ&ミュージック」として形を変えて放送されたが、2023年からは当時の港浩一社長の意向により「FNS27時間テレビ」として復活。しかし、その港氏はすでに社長の座を退いており、制作現場では「港さんが進めていた案件だったが、社長交代後は優先度が下がっている」との声も聞かれる。

さらに、すでに4月に予定されていた「FNS歌謡祭」の中止も発表されており、フジテレビの特番制作自体が厳しい状況に直面していることが浮き彫りになった。今後も大型特番の制作・放送が困難な状態が続く可能性があり、「FNS27時間テレビ」に限らず、フジテレビの番組編成に大きな影響を及ぼすことは避けられない。

 

▪️今後の展望 復活の可能性はあるのか?

現在のところ、「FNS27時間テレビ」の正式な中止発表は行われていないものの、状況を考えると放送を実現するのは極めて困難と言わざるを得ない。関係者の間では「スポンサーが戻らない限り、番組の継続は不可能」との声が多く、今後の展開次第では休止や大幅なリニューアルの可能性も浮上している。

一方で、フジテレビは「27時間テレビ」以外にも、長年続く特番やイベントの見直しを迫られており、今後の経営戦略が注目される。かつて「バラエティのフジ」として人気を博した同局だが、厳しい状況の中でどのように番組制作を続けていくのか!?