UFC311で中村倫也が判定の末に初黒星!!
【©️Zuffa LLC/UFC】
米国で人気の総合格闘技イベント『UFC』は、
18日(日本時間19日)、米イングルウッドのインテュイット・ドームで
「UFC 311」を開催した。
ROAD to UFCのバンタム級トーナメントで優勝した中村倫也選手(29=ATT)は、
約1年ぶりとなる怪我明けの復帰戦で、
ムイン・ガフロフ(29=タジキスタン)と対戦。
第2ラウンドにガフロフ選手のロングフックを受けてダウンを奪われ、
判定0-3で敗北。これが中村選手にとって人生初の黒星となった。
試合の詳細は以下の通り。
第1ラウンド(1R):
序盤、中村選手はサウスポースタンスでジャブやローキックを駆使し、
距離を取りながら慎重に様子をうかがう展開。
一方、ガフロフ選手は右のオーバーハンドを狙う攻撃を繰り返す。
中村選手が繰り出した蹴りに対して、ガフロフ選手は右オーバーハンドを合わせ、
さらに軸足を狙ったローキックでバランスを崩しテイクダウンを成功。
その後、トップポジションを確保したガフロフ選手はパウンドを落とし、
ラウンドを優位に進める。
第2ラウンド(2R):
第1ラウンドで劣勢と判断した中村選手は、
前に出てプレッシャーをかける積極的な姿勢を見せる。
しかし、再びガフロフ選手の右オーバーハンドがヒットし、
ダウンを奪われてしまう。
すぐに立ち上がった中村選手はタックルを試みるものの、
ガフロフ選手にがぶられ、膝蹴りを受けるなど、苦しい展開が続く。
第3ラウンド(3R):
序盤、ガフロフ選手の右オーバーハンドが再びヒットし、
中村選手はバランスを崩す。
その後、ミドルキックをキャッチされて再びテイクダウンを許すが、
スクランブルの攻防の中で上のポジションを奪い返し、
ハーフガードから抑え込みへ。
しかし、ガフロフ選手はその強いフィジカルを活かして立ち上がり、
試合は再びスタンドの展開に戻る。
終盤には中村選手が左ハイキックをヒットさせる場面もありましたが、
決定打とはならず、そのまま試合終了となった