ドジャース 窮地で輝く二枚看板!! 山本由伸投手が11勝目&大谷選手45号で同率首位に返り咲き

2025.8.25

【©️Los Angeles Dodgers,】

地区首位争いの大一番で、ドジャースが底力を見せつけた。サンディエゴで行われたパドレスとの第3戦(24日=日本時間25日)、チームは8-2で快勝。

連敗で後がない状況から、再び同率首位へと返り咲いた。

 

勝利を手繰り寄せたのは、粘りの投球を見せた山本由伸投手と、試合を決定づけた一発を放った大谷翔平選手だった。

山本投手は3回に逆転2ランを浴びたが崩れなかった。

最速157キロの直球と多彩な変化球を駆使し、要所を締めて6回4安打2失点。

勝ち越しの機を待つチームに流れを渡さず、リーグ屈指の強打線を相手に「試合を壊さない」エースの役割を果たした。これで今季11勝目。

登板25試合で安定感を示し続ける姿は、メジャー1年目とは思えない風格すら漂う。

一方で、大谷選手は、苦しみながらも結果で応えた。

ここまで2試合連続無安打と沈黙していたが、9回に松井裕樹投手から45号ソロを右翼席へ。

スランプの空気を吹き飛ばす一撃で、敵地の空気を一変させた。

打撃内容自体は決して万全とは言えないが、それでも勝負どころでスタンドに運ぶのが“唯一無二の存在”たる所以だ。

試合は同点で迎えた7回、ラッシングとフリーマンの一発攻勢で一気に5点を奪取。大谷の一発でダメを押し、ライバルに主導権を渡さなかった。

これでパドレスとの対戦では、今季対戦成績は9勝4敗と勝ち越しを決定。

シーズン終盤を前に、優位な立場を築いた。

残り試合数を考えれば、ドジャースに点灯した「マジック31」はまだ長い道のりに過ぎない。それでも、連敗後の重圧をはねのけたこの一戦は、チームにとって大きな意味を持つ。首位攻防の修羅場で輝いた山本投手と大谷選手の二枚看板の存在感が際立った。