『相棒』25周年、止まらぬ進化!シーズン24放送決定 “継続力”が生んだ前代未聞の挑戦

2025.8.22

2025年10月、テレビ朝日系の人気刑事ドラマ『相棒』がついにseason24へ突入する。2000年に『土曜ワイド劇場』で誕生して以来、実に25年。

累計放送回数は446話にのぼり、劇場版やスピンオフ、舞台、書籍など多方面に広がり続けてきた。ここまで長期にわたり高い熱量を保ち続けているドラマは、国内でも稀有な存在だ。

 

▪️継続が生んだ“黄金コンビ”の帰還

四半世紀の節目を迎える今シーズンでは、水谷豊さん演じる杉下右京と寺脇康文さん演じる亀山薫という“黄金コンビ”が再び中心に立つ。シリーズを支え続けてきた二人が、11シーズン目を共に歩むこと自体、この作品の継続力の象徴といえるだろう。

 

▪️初回から挑む「意表の極み」

season24初回スペシャルの題材は、人間国宝の講談師をめぐる殺人事件。

右京がまさかの“内弟子”として修行を重ねながら真相を探るという展開は、25年の歴史でも前例がない。

主演の水谷は「歴代初回の中でも最高レベルの意表」と驚きを隠さず、寺脇も「輿水泰弘さんだからこそ書ける脚本」と絶賛。続けてきたからこそ、なお挑戦できる領域に到達したことを証明している。

 

▪️25年続いてなお“物語の先が読めない”

水谷は「これだけ続いても、先が読めない奥行きがあることこそ『相棒』の強み」と語る。寺脇も「奇をてらうのではなく、ミステリーの面白さを真摯に追求してきた結果が今につながっている」と、長年にわたる積み重ねの価値を強調した。

右京というキャラクターもまた、25年間一貫して“揺るぎない正義”を貫き続けてきた存在だ。水谷自身も「これからも彼の正義を信じ続けたい」と語り、継続の重みを体現する。

 

▪️支え続けた仲間・共演者たちの存在

特命係を取り巻く甲斐峯秋(石坂浩二)、衣笠藤治(杉本哲太)、社美彌子(仲間由紀恵)らの権力者たち、さらに伊丹(川原和久)や芹沢(山中崇史)ら捜査一課の面々、小料理屋『こてまり』の女将や薫の妻・美和子といった脇役陣が、25年間変わらずシリーズを彩り続けてきた。彼らの存在もまた、作品の“継続力”を裏打ちする大きな要素だ。