ドジャース佐々木朗希投手が97日ぶりの実戦復帰も苦い再スタート!! 制球難と盗塁許し3回持たず無念の降板
2025.8.15
【©️Los Angeles Dodgers,】
米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手(22)が14日(日本時間15日)、
右肩の故障から約3か月ぶりに実戦登板。
3Aオクラホマシティでロッキーズ傘下アルバカーキ戦に先発出場したが、2回0/3で6安打3失点、奪三振ゼロと課題の残る内容でマウンドを降りた。
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最速は95.7マイル(約154キロ)を計測したものの、41球中ストライクは25球にとどまり、序盤から制球が安定しなかった。初回は先頭打者を四球で歩かせるとすぐに二盗を許し、適時打で先制点を献上。さらに2死からも再び盗塁を許し、ヒットで2点目を失う苦しい立ち上がりとなった。
2回もバント安打と盗塁でピンチを招いたが、ここは無失点でしのいだ。しかし3回、先頭から連打を浴び無死一、二塁としたところで降板。救援陣が1点を失い、佐々木の自責点は3点目に積み上がった。走者に3盗塁を許すなど、牽制やクイックモーション面の課題も浮き彫りになった。
佐々木は5月13日(同14日)に右肩インピンジメント症候群でメジャー初の負傷者リスト入り。7月から実戦形式の投球練習で復帰へのステップを踏み、この日が97日ぶりの実戦マウンドだった。ロバーツ監督は復帰前、「もっと投げて強度を上げる必要がある」と語っており、今回の登板は調整過程の一歩に過ぎない。
メジャー1年目の今季はここまで8試合に登板し、1勝1敗、防御率4.72。早ければ8月下旬の復帰を目指すが、制球と走者対策の改善がカギとなりそうだ。