【巨人】“ミスタープロ野球”への感謝を胸に 長嶋茂雄さんお別れの会、11月末に東京ドームで開催へ 新たに「長嶋茂雄賞」創設構想も浮上

2025.7.15

プロ野球界の象徴であり、「ミスタープロ野球」として長年にわたり愛され続けた長嶋茂雄さん(享年88)への“最後の花道”が整いつつある。巨人軍の山口寿一オーナーは14日、都内で開かれたプロ野球オーナー会議後の取材で、長嶋さんのお別れ会を11月下旬に東京ドームで執り行う意向を明らかにした。

 

「今シーズンの全日程終了後となりますので、11月下旬を想定しています。場所はやはり東京ドーム。巨人軍、そして球界を背負ってこられた方ですから、ふさわしい場所で感謝をお伝えしたい」と語った山口オーナー。詳細は近日中に詰めた上で公式発表するとしており、球界を挙げての厳粛な式典となる見通しだ。

 

長嶋さんは、1958年に華々しいプロデビューを飾って以来、日本野球の“顔”として歩み続けてきた。選手、監督、終身名誉監督として、常にファンの心を魅了し続け、昨年の訃報には日本中が深い悲しみに包まれた。

そんな長嶋さんの遺志を継ごうとする構想も動き始めている。会議では話題に上らなかったが、「長嶋茂雄賞」の創設についても、山口オーナーが前向きな姿勢を示した。

「現時点では他球団やコミッショナーへの相談はまだですが、長嶋さんが野球に注いだ情熱や志を、将来に伝えていくような賞を設けられたら…そんな想いを強く持っています。私ひとりで決められる話ではないので、今後丁寧に話し合っていきたい」と構想を語った。