菊池雄星投手、負傷を押して力投! 6回途中3失点で4勝目 主砲トラウトが4打点と躍動、エンゼルスが連勝

2025.7.13

【©️Los Angeles Angels,】

ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手(34)が12日(日本時間13日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。6回途中でアクシデントに見舞われながらも、3失点の粘投で今季4勝目(6敗)をマークした。試合はエンゼルス打線が終始主導権を握り、トラウトの一発含む4打点の活躍もあり快勝。チームは連勝で、前半戦5割復帰に望みをつないだ。

 

▪️被弾にも崩れず、負傷にも負けず

菊池は初回から安定感のある投球を見せた。打線の中軸に座るスアレスに2打席連続ソロを浴びたものの、5回までに許した安打はわずか3本。テンポの良い投球で試合の流れを作った。

6回には4点リードのままマウンドに戻るも、二死一塁からネイラーの打球が左肩を直撃。球場は一時騒然としたが、菊池はすぐに立ち上がり、投球練習を再開。スタンドからは大歓声が湧き上がった。本人の強い意思で続投したものの、続くグリチェクに適時打を許し、この回途中で降板。それでもチームはリードを守り抜き、菊池には白星がついた。

この日の登板は5回2/3、93球、被安打6、失点3、奪三振5、与四球1という内容。防御率は3.11に改善されている。

 

▪️頼れる主砲トラウトが勝負を決める4打点

エンゼルス打線は一時リードを許すも、4回にアデルの適時二塁打とソレアの犠飛で逆転。さらにトラウトが17号2ランを放ち、5回には6-2と試合を優位に進めた。8回には再びトラウトが2点タイムリーを放つなど、主砲としての存在感を存分に発揮した。

救援陣もダイヤモンドバックスの反撃を1点に抑え、チームは10-5で快勝。これで47勝48敗とし、前半戦最終戦に勝利すれば、勝率5割でオールスターブレイクを迎える。今季からエンゼルスに加入した菊池は、ここまでチームトップの20試合に先発し、113イニングを投げて防御率3.11。4勝6敗と白星には恵まれていないが、先発ローテーションの柱として安定した働きを見せている。