【©️Chicago Bulls,】

12日（日本時間13日）、米ラスベガスで行われたNBAサマーリーグ、ブルズ対キングス戦で、日本バスケットボール界の若き司令塔・河村勇輝（24）がその存在感を存分に示した。

 

この日途中出場した河村は、攻守にわたり躍動。豪快なアリウープパス、華麗なバックビハインド、そして相手DFの股を抜く技巧的なアシストなど、見る者の目を奪う“マジック”を次々と繰り出し、4得点5アシストを記録した。

第1Q終盤には、かつてGリーグ・ハッスルで共に戦ったマオジーニャ・ペレイラへの絶妙なアリウープパスを供給。鋭い読みとタイミングで放たれたこの一投は、会場を歓声の渦に包み込んだ。

続く第2Q、速攻からのバックビハインドパスで味方のレイアップをアシスト。意表を突くこの華麗なプレーに、ベンチも総立ちとなり、観客席からは驚嘆の声が飛んだ。ブルズの公式SNSも「ユウキマジック」と称して、この瞬間をハイライト動画で紹介した。

さらに第4Qには、ディフェンダーの股を通す絶品パスでレイアップを演出。ドリブルから一瞬の判断で繰り出されたこのアシストに、会場のファンは再び歓喜。ネット上では「オシャレすぎる！」「鳥肌立った」「後ろに目でもあるの？」といった絶賛の声が相次いだ。

試合は92―109で敗れ、チームとしては悔しい結果となったが、河村の存在は明らかに異彩を放っていた。スコアに表れない“違いを生み出すプレー”で観る者の心を掴み、NBAサマーリーグという夢の舞台で確かな結果を残しており、この後もさらにプレイタイムが増える可能性が見えてきている。