株式会社TOKIOが廃業を発表 グループ解散に伴い約3年の活動に幕
【株式会社TOKIOオフィシャルサイトトップページより画像】
タレントグループ・TOKIOの所属会社である株式会社TOKIOが、7月2日付で公式サイトにて廃業を発表した。グループとしての活動終了に伴い、法人としての運営も終了する方針が示された。
発表文では、「このたび、グループTOKIOの解散に伴い、株式会社TOKIOは所定の事務手続きおよび関係各位へのご説明等を終え次第、廃業する運びとなりました」と説明。あわせて、関係者やファンに向けて「ご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝意を述べた。
また、福島県西白河郡に展開していた共創型アウトドア施設「TOKIO-BA」についても、同社の廃業に伴い閉園することが決定。地域との連携を重視してきたプロジェクトの幕引きとなる。
■ 国分太一の不祥事が引き金に
株式会社TOKIOの活動終了は、グループメンバー・国分太一に関するコンプライアンス上の問題がきっかけとなった。6月20日、日本テレビは、過去の不適切行為が複数確認されたとして、国分の『ザ!鉄腕!DASH!!』降板を発表。その後、STARTO ENTERTAINMENTおよび株式会社TOKIOは、国分の無期限活動休止を公表していた。
事態を受けて、6月25日にはグループの公式サイトにて、城島茂・松岡昌宏・国分太一の3人による「TOKIO」としての活動を終了し、解散することが発表された。
■ 30年超の活動に終止符
TOKIOは1994年に「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー。以降、音楽活動と並行して、バラエティ番組にも精力的に出演。中でも1995年スタートの『ザ!鉄腕!DASH!!』は、農業や建築、環境問題などを扱いながら、メンバーが現場で体を張って取り組む姿が多くの支持を集めた。
グループは2018年に山口達也が不祥事により脱退、2021年には長瀬智也も退所し、3人体制での活動を継続。その後、同年4月には所属事務所から独立し、自社「株式会社TOKIO」として新たなステージに立ったが、わずか3年余りでその活動に終止符が打たれることとなった