「“打撃”が主役の新格闘。佐山サトルの遺伝子が沖縄で火を噴く!」

2025.7.2

格闘技はまた、新たな転換点を迎えようとしている。
2025年7月20日、沖縄コンベンションセンターで開催される『X BORDER 2025』にて、総合格闘技の父・佐山サトルが打ち立てた実戦型格闘競技のプレマッチが行われる。その名も「アルティメットシューティング」。

打撃と投げ、そしてグラウンドでのパウンド。

これだけ聞けば“どこにでもあるMMA”と片付けられそうだが、

今回のルールは一線を画す。
絞め技・関節技・タップアウト、一切禁止。

地面での膠着を排し、

打撃の応酬を最後まで可視化することで、“観る格闘技”としての純度を高めた。

背景にあるのは、1990年代に佐山が立ち上げた掣圏道協会が提唱した「SAボクシング」。
実戦市街地を想定し、パンチ・キック・投げ技に限定したそのルールは、現代のMMAとは異なる文脈で進化した。

今回のアルティメットシューティングは、

その思想をベースに、さらに“現代最適化”を施したアップデート版だ。

出場選手には、修斗世界ライト級王者のキャプテン☆アフリカ、環太平洋フェザー級チャンピオンTOMAが名を連ねる。ともに実力者だが、今回は形式もルールも未知数。それがまた、この一戦の結果を予測不能なものにしている。

さらに、公募で選ばれる“チャレンジャー枠”の存在も興味深い。

公式SNSでの発表が待たれるが、こうした“開かれた競技性”が、既存の格闘技と一線を画す所以だろう。