朝倉未来「1ミリも負けると思ってない」 クレベル・コイケとのリベンジマッチ決定!7・27「超RIZIN.4」で因縁に決着へ

2025.6.8

格闘技イベント「RIZIN」は6月7日、東京・増上寺にて緊急記者会見を開催し、7月27日にさいたまスーパーアリーナで行われる「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」の開催と、そのメインカードとして朝倉未来(32=JTT)と元フェザー級王者クレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)による再戦が決定したことを発表した。

 

2021年の初対戦で一本負けを喫した朝倉にとって、今回はおよそ4年越しのリベンジマッチとなる。記者会見で朝倉は「短い準備期間ですが、スタジアムバージョンでの開催と聞いて“ここは俺が出るしかない”と思いました。オファーの中で最も強い相手として、クレベルを自ら選びました」と力強くコメント。「借りを返すには、これ以上ない舞台」と意気込みを語った。

また、朝倉は「クレベルが“俺は格闘家じゃない”と言っていたことがずっと引っかかっていた。それをリングで思い知らせてやりたい」と闘志をあらわにし、「1ミリも負けると思ってない。“ヒジ”で倒す」と勝利を予告。5月の復帰戦では、元王者・鈴木千裕を3R TKOで下し完全復活を印象付けただけに、今の朝倉には勢いと自信がみなぎっている。

一方のクレベルは、5月の「RIZIN男祭り」にて新フェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフにわずか62秒でKOされるという衝撃の敗北を喫しており、そのダメージと再調整の短さが懸念材料となる。

 

▪️朝倉に有利な展開か、因縁の決着は目前

朝倉はこれまで、RIZINの“顔”として数々の話題を呼んできたが、「超RIZIN」シリーズでは苦戦が続いていた。2022年のメイウェザー戦ではエキシビションとはいえTKO負け、2023年にはヴガール・ケラモフに1R一本負け、2024年の「超RIZIN.3」では平本蓮にまさかのTKO負けと、スタジアムバージョンでは3連敗中だ。

しかし、今の朝倉は違う。

復帰戦の内容は秀逸で、フィジカルの強さと冷静な試合運びに磨きがかかっている。加えて、クレベルの直近の敗北と心理的な揺らぎを考慮すれば、今回は朝倉有利との見方が強い。

立ち技主体の攻防に持ち込めば、クレベルの寝技を封じつつ自らの土俵で戦える可能性が高い。

RIZINの榊原信行CEOは「もう一度、真夏の祭りを作ります」と語り、さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンでの開催を2年連続で発表。

今年も“真夏の頂上決戦”が、熱く、そして激しく幕を開ける。

 

【発表済み対戦カード一覧】

▼RIZIN女子アトム級ワンマッチ
 須田萌里 vs NOEL

▼RIZINライト級ワンマッチ
 パトリッキー・ピットブル vs 野村駿太

▼RIZINバンタム級ワンマッチ
 カルシャガ・ダウトベック vs 秋元強真

▼RIZINフェザー級ワンマッチ
 金原正徳 vs YA-MAN

▼RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ
 伊沢星花(王者) vs シン・ユジン(挑戦者)

▼RIZINバンタム級タイトルマッチ
 井上直樹(王者) vs 福田龍彌(挑戦者)

▼RIZINフェザー級ワンマッチ【メイン】
 朝倉未来 vs クレベル・コイケ