元K-1王者・黒田斗真選手が電撃復帰戦で55秒KO!新天地「SPACE ONE」で華麗な再始動

2025.5.11

2025年5月11日(日)、東京・アリーナ立川立飛で開催された「SPACE ONE×BOM」日本大会で、元K-1ワールドGPバンタム級王者の黒田斗真(24=TEAM FORWARD)が約1年半ぶりに復帰戦を果たした。

注目の第7試合(52.5kg契約・キックボクシングルール)で、黒田はタイのシワラット・ウォーリンティダを相手にわずか55秒でKO勝利。復帰戦とは思えぬ圧巻のパフォーマンスで、会場を大いに沸かせた。

 

▪️「ぶちかまします」―覚悟の復帰戦、衝撃の一撃

黒田は試合前、自身のSNSに「明日はここまで支えてくださった皆様に感謝の気持ちを持って全力で戦います。やる覚悟、やられる覚悟、ぶちかまします」と意気込みを投稿。覚悟を胸に挑んだ試合は、まさにその言葉を体現する内容だった。

ゴングと同時に猛攻を仕掛けた黒田は、左ストレートを皮切りにパンチの連打で圧力をかけ、最後は鋭い左ヒザ一閃で勝負を決めた。2023年12月の石井一成戦以来の実戦とは思えない切れ味で、ブランクを一切感じさせない見事な勝利となった。

 

▪️K-1との契約満了で離脱、新章「自由な闘い」へ

黒田はかつてK-1バンタム級王者として名を馳せたが、近年は対戦カードの調整や契約条件を巡りK-1運営側と溝が生じていた。SNS上でも、契約やファイトマネーに対する不満を示唆する発言が散見され、ファンの間でも去就が注目されていた。

今回のSPACE ONE参戦も、当初はK-1との契約下にあったが、弁護士を交えた協議の末、5月9日付で双方合意による契約満了が成立。黒田は正式にK-1を離脱し、新たな舞台での再出発となった。

「K-1王者」という肩書を持ちながら自由なファイトを選択した黒田の動きは、格闘技界における選手契約のあり方やキャリア構築への一石ともなり得る。

今後、どの団体・選手とのマッチアップが実現するのか!?