ウォリアーズ、カリー不在で大敗 シリーズは1勝1敗に

2025.5.9

ウォリアーズ、カリー不在で大敗 シリーズは1勝1敗に

【©️Golden Stte Warriors, 】

NBAプレーオフ・ウェスタンカンファレンス準決勝(7回戦制)の第2戦が8日に行われ、ミネソタ・ティンバーウルブズがゴールデンステイト・ウォリアーズを117-93で圧倒し、シリーズを1勝1敗のタイに戻した。

 

ウォリアーズは今シリーズのエース、ステフィン・カリーをハムストリングの負傷で欠場。この日の試合では、そのカリーの存在感がいかに大きいかを痛感する結果となった。6日の第1戦ではカリーが主導する攻撃で勝利を収めたが、この日はカリー不在の影響が色濃く表れ、序盤からミネソタにリードを許す展開となった。

公式発表によると、カリーの負傷は左ハムストリングの張りで、復帰時期は未定。重要な第3戦(10日、サンフランシスコ開催)での出場可否は試合前の判断となる見込みだが、その復帰がウォリアーズの勝敗を大きく左右すると考えられている。

ティンバーウルブズはジュリアス・ランドルが24得点、11アシスト、7リバウンドと攻撃を牽引。アンソニー・エドワーズも20得点、9リバウンドを記録し、ベンチから出場したニキール・アレクサンダー=ウォーカーも20得点を挙げるなど、5選手が二桁得点を記録するなど、攻撃が多彩だった。

一方のウォリアーズは、第3クオーター終了時点で65-85と大きくリードを許し、カリー不在の中、攻撃力を欠いたまま反撃の糸口を見いだせなかった。特にカリーの外からの得点力が欠如し、試合を通して流れをつかむことができなかった。スティーブ・カー・ヘッドコーチは試合の流れを見極め、残り4分で主力選手をベンチに下げるという決断を下した。

シリーズの行方を決定づける第3戦は、10日にサンフランシスコのチェイス・センターで開催される予定だ。カリーの復帰がカギとなるか、はたまたウォリアーズがどのようにチームとしての対応力を発揮するかが注目される。