大谷が11号ソロ弾も… 先発・山本由伸投手は痛恨の満塁弾を浴びて3敗目
大谷が11号ソロ弾も… 山本は痛恨の満塁弾を浴びて3敗目
ドジャース、ダイヤモンドバックスとの初戦落とす
【©️Los Angeles Dodgers, 】
現地時間5月8日、ロサンゼルス・ドジャースはアリゾナ州フェニックスでダイヤモンドバックスとの4連戦初戦に臨み、3対5で敗戦を喫した。
この試合では、指名打者として先発出場した大谷翔平が9回に反撃の狼煙を上げる第11号ソロホームランを放ったが、反撃及ばず。先発の山本由伸投手は4回にメジャー初となる満塁ホームランを浴びるなど、5回5失点で今季3敗目を喫した。
ドジャースは、前日までフロリダ州マイアミでマーリンズとのカードを戦い、移動日なしでフェニックス入り。過密日程の中、チームはリズムをつかみきれなかった。
注目の先発マウンドには、今季ここまで4勝2敗、防御率0.90と好調を維持していた山本が中5日で登板。だが、スコアレスで迎えた4回、先頭打者への四球と内野安打で無死一・二塁とされると、次打者へのデッドボールで満塁のピンチを招く。続くガブリエル・モレーノに甘く入ったカットボールを右中間スタンドへ運ばれ、痛恨のグランドスラムを許した。
さらに5回にはケーテル・マーテイにソロ本塁打を浴び、計5回88球で6安打、4奪三振、1四球、1死球、5失点という内容。防御率は1.80まで悪化したが、それでもナ・リーグ2位を維持している。
一方の大谷は、第1打席から4打席連続で快音は聞かれず。第5打席、3点差を追う9回にセンターへライナーで運ぶ第11号ソロを放ち、意地を見せた。最終的に5打数1安打1打点で、打率は.296に。5月に入って4本目のアーチで、リーグ本塁打ランキング2位タイに浮上している。
試合後、山本は「ホームランは仕方ない部分もあるが、ランナーをためたことが一番の反省点。基本的なミスが響いてしまった」と冷静に振り返った。調整には「問題なかった」と語りつつも、「絶好調ではなかったが、キャッチャーのリードに助けられた」ともコメント。メジャーの厳しさを痛感する一戦となった。
次戦、9日の第2戦では注目の佐々木朗希が先発予定。