『名探偵コナン 隻眼の残像』公開19日間で興収104億円突破 シリーズ最速で大台に到達
【©︎2025青山剛昌/名探偵コナン製作委員会】
アニメ映画『名探偵コナン 隻眼の残像』(4月18日公開)が、公開からわずか19日間で観客動員数726万人、興行収入104億円を記録した。劇場版『名探偵コナン』シリーズとしては、前作『100万ドルの五稜星』(2024年)、前々作『黒鉄の魚影』(2023年)に続き、3作連続で興収100億円を突破する快挙となった。
シリーズ28作目となる本作は、初日だけで69万人を動員し、興収は10.5億円を記録。これは前作比で109%となる好スタートだった。公開10日間で63.4億円、そして19日間で104億円に到達したことで、興収100億円突破までの期間はシリーズ最短。前作『100万ドルの五稜星』の22日間、さらにその前の『黒鉄の魚影』の24日間を上回るハイペースで推移している。
配給の東宝は、「勢いを落とすことなく、歴代成績の更新も視野に入る」とコメント。ヒットの要因については、ミステリー性に加えてアクションや恋愛描写など、多面的な魅力が観客層を広げ、リピーターの増加に繋がっている点を挙げた。
物語の舞台は長野県。長野県警の大和敢助と毛利小五郎を軸に、雪山での銃撃と雪崩事故、そして10カ月後に発生した天文台での事件が交錯する展開となっている。左眼を負傷した大和の記憶と、それに呼応するかのように展開される事件の謎に迫るサスペンスが描かれる。
主題歌はKing Gnuによる「TWILIGHT!!!」。劇中の新カットと見どころシーンを使用したスペシャルムービーも公開され、SNSなどで注目を集めている。
映画『名探偵コナン』シリーズは年々興収記録を更新しており、2023年の『黒鉄の魚影』は138.8億円、2024年の『100万ドルの五稜星』は158億円を突破。今作もこの流れを受け、さらなる記録更新が期待される。