三浦彩佳選手がONEアトム級-MMAタイトル戦へ急浮上!

2025.5.5

スタンプ選手(タイ)の負傷で王座返上 次期挑戦者の最有力に浮上

【©️ONE Championship】

女子アトム級MMA戦線に突如、風穴が開いた。
アジア最大級の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」は3日、女子アトム級MMA世界王者スタンプ・フェアテックス(27=タイ)が負傷により8月開催予定だった王座統一戦を欠場し、王座を返上すると発表。これにより、同級2位の三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)が次期タイトル挑戦者として一気に脚光を浴びている。

 

スタンプは当初、8月2日に米国デンバーで行われる『ONE 173』にて、暫定王者デニス・ザンボアンガ(フィリピン)との王座統一戦に臨む予定だった。しかし、手術を受けた膝の状態が悪化し、長期のリハビリが必要となったことで欠場が決定。王座返上に至った。

この動きを受け、正式に王者へ昇格したザンボアンガの初防衛戦の相手が注目されるなか、有力視されるのが、現在ランキング2位で絶好調の三浦だ。

 

三浦は現在4連勝中。

中でも直近2試合は1ラウンド一本勝ちと、まさに“無双状態”。女子アトム級屈指の極め技「あやかロック」を武器に、破竹の勢いでランキングを駆け上がってきた。激戦の同階級において、実力・実績ともに申し分のないタイトル挑戦者として、その名を強く印象づけている。

もともと実現が待たれていたスタンプvsザンボアンガ戦も、スタンプの半月板断裂による欠場で一度流れており、今回も再び白紙に。これに伴い、8月のデンバー大会自体も1年近く延期され、2026年6月27日へとスライドされた。

混迷を極める王座戦線において、今もっとも現実味を帯びてきたのが、三浦彩佳の王座挑戦だ。スタンプが長期離脱中の今こそ、三浦にとってタイトル奪取の大きなチャンスが到来したと言えるだろう。