K-1王者・与座優貴選手がベルト返上「試合オファーなし」で事務所に直接返却

2025.4.15

【K-1オフィシャルサイトより画像】

K-1の看板選手がまた一人、リングを離れることになった。62.5kg級王者である与座優貴(27=team VASILEUS)が、自身のX(旧Twitter)でK-1王座のベルトを返上したことを発表した。


なお、2025年4月15日16時現在で、何らかの理由で、

XもInstagramも閲覧できない状況に変更されている。


与座はSNSで「昨年11月から試合のオファーは一切なし。ベルト返上の連絡をしても返事がなかったため、直接K-1の事務所に行ってベルトを返却してきました。」と報告。「あと3日」との一文も投稿されており、その意味については現在も明確にはなっていないが、他団体への参戦発表や記者会見を示唆している可能性がある。

2024年10月、与座は自身のSNSで「2024年10月18日をもってK-1との契約は一旦終了となります。今後のリングはこれから考えていきます。引き続き応援よろしくお願いします!」と投稿し、K-1との契約終了を発表していた。しかし、その後もK-1公式サイトにて与座のプロフィールは掲載され、同階級の王者として名を連ね続けていた。これにより、契約延長や試合再開の可能性が模索されていたと考えられる。

結果的に、与座はK-1に戻る選択肢を選ばなかったと見られる。また、チームメイトである武尊選手や野杁正明選手がONE Championshipに参戦していることもあり、チーム内での情報共有はされていたと推測される。そのため、K-1での待遇やギャラと、ONEでの環境を比較した結果、ONEへの参戦が有力視されている。

武尊選手や野杁正明選手と同様、世界最強を目指す日本人ファイターの一人である与座のONE参戦は、非常に高い可能性を秘めていると言えるだろう。

【文:高須基一朗】