高校サッカー決勝戦の地上波生放送が試合途中で終了。

2025.1.13

【過去最高入場者数58347人の観衆】

 

新国立競技場で58347人の観衆を

集めて開催された高校サッカー決勝戦。

前橋育英(群馬)と流通経大柏(千葉)の日本一決定戦は、

本戦90分と延長戦前後半20分でも決着がつかず、PK戦へ突入。

全員が得点を決め、緊張が高まる中、7人目までが終了。

その直後、日本テレビの中継は突然CMに入り、

そのまま放送が終了するという事態が発生。

SNSでは「PK中にCMを挟むなんて正気か?」と非難が相次ぎ、

PK戦の途中」がX(旧ツイッター)のトレンド入り。

一方で、民放各局の公式配信サービス「TVer」での視聴案内もあったが、

アクセスが集中したために、通信エラーが発生。

決勝戦の観客58347人や、

最初からTVerを利用していた一部のユーザーは

試合の全容を見届けることができたものの、

多くの地上波視聴者は最終盤を観ることができなかった。

この結果、ハイレベルな心理戦が繰り広げられた「PK戦」を楽しむ機会を逃した。

その後の夕方の報道番組「news every.」では、

前橋育英が7大会ぶり2度目の優勝を決めた瞬間が放送されたが、

SNS上では「PK戦の途中でCMを挟むなんて、

日テレはサッカー中継の資格がない」などの批判が殺到。

高校生の晴れの舞台に水を差す結果になってしまった。

なお、試合の結果は、PK戦を制した前橋育英(群馬)が優勝している。