フィギュア選手権 坂本花織、会心の演技も銀メダル

2025.3.29

▪️4連覇ならず…地元・米国のリュウが悲願の初優勝

フィギュアスケート女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)5位から巻き返しを狙った坂本花織(24=シスメックス)が圧巻の演技を披露。しかし、合計217.98点で惜しくも逆転優勝には届かず、銀メダルに終わった。

SP首位だったアリサ・リュウ(19=米国)はフリーでも安定した滑りを見せ、合計222.97点で悲願の初優勝を果たした。一方、日本勢の千葉百音(19=木下アカデミー)も215.24点をマークし、堂々の3位に入賞。初の世界選手権表彰台を飾った。樋口新葉(24=ノエビア)は合計204.58点で6位となった。

 

▪️坂本、渾身の演技も惜しくも逆転ならず

SP5位(71.03点)と出遅れた坂本は、首位リュウとの差3.55点を追いかける形でフリーに挑んだ。冒頭のダブルアクセルを成功させると、3回転ルッツ、ダブルアクセル+3回転サルコウの連続ジャンプを完璧に決める。後半も3回転フリップ、フリップ+トウループの連続ジャンプ、3回転ルッツからのコンビネーション、

そしてラストの3回転ループまで着氷し、会場を大歓声で包み込んだ。

演技後、坂本は両手でガッツポーズし、歓喜のジャンプ。得点は146.95点と高得点をマークしたものの、前半・後半の連続ジャンプで回転不足の判定を受け、今季ベスト(152.95点)には及ばなかった。それでもキスアンドクライでは満面の笑みを見せ、観客の声援に応えた。

 

▪️日本代表・女子の来年度の五輪枠「3」を確保

今大会は、2026年ミラノ・コルティナ五輪の出場枠を決定する重要な戦いとなったが、日本は坂本(2位)と千葉(3位)の合計順位「5」により、最大の「3」枠を獲得。来年の五輪に向け、盤石の布陣を整えた。

 

【女子シングル最終結果】

1位:アリサ・リュウ(米国) 222.97点
2位:坂本花織(日本) 217.98点
3位:千葉百音(日本) 215.24点
6位:樋口新葉(日本) 204.58点