木村拓哉さん“風間教官”降臨 初日舞台挨拶で観客に「やり直せ」 劇場が一瞬で『教場』に
【©️Netflix】
映画『木村拓哉さん“風間教官”降臨 初日舞台挨拶で観客に「やり直せ」 劇場が一瞬で『教場』に』の初日舞台挨拶が2月20日、都内で行われ、主演の木村拓哉さんをはじめ、第205期生を演じた綱啓永さん、齊藤京子さん、倉悠貴さん、井桁弘恵さん、猪狩蒼弥さん、そして中江功監督が登壇した。だが、この日の主役はスクリーンの中だけではなかった。客席までもが“警察学校”へと変貌する、異例の展開が待ち受けていた。
本作は、長岡弘樹による同名小説を原作とする人気シリーズの最終章。
警察学校の厳格な訓練と人間模様を描き、これまで映像化のたびに大きな反響を呼んできた。Netflix配信中の前編「Reunion」に続く後編「Requiem」が、ついに劇場公開を迎えた。
舞台挨拶の冒頭、壇上に姿を現したのは第205期生の5人。
しかし、主演の木村さんの姿が見当たらない。
会場がざわつくなか、観客が後方バルコニー席に座る木村さんを発見。
どよめきと歓声が一斉に広がった。
木村さんは観客とともに本編を鑑賞していたと明かし、「何人かは、本当のラストをまだ知らないと思います」と意味深に一言。
さらに「エンドロールが始まったときに、皆さん、お手洗いに…」と、劇中で自身が演じる風間公親さながらの鋭い観察眼で客席を“指摘”し、笑いを誘った。
サプライズはこれだけにとどまらない。
猪狩蒼弥さんは「僕らも木村さんには驚かされっぱなし。今朝のテレビ番組にも、出演予定でなかったのに急きょいらして…腰を抜かしました」と告白。木村さんの徹底した“風間イズム”は、舞台裏でも健在のようだ。
一方、第205期生のキャスト陣は、本作を通しての成長を口々に語った。
これに対し木村さんは「皆の本気が風間公親という人物を作り上げてくれた」と感謝を述べ、座長としての懐の深さをにじませた。
話題は、劇中で印象的な“敬礼”シーンへ。当初はまったく息が合わなかったというが、猛特訓の末、ある日を境に動きが「ピタッ」と揃う瞬間が訪れたという。この日、キャストは「風間教官が教室に入ってきた」という設定で、劇中さながらの敬礼を再現。
木村さんも一瞬で表情を切り替え、会場の空気が張り詰めた。
さらに観客に向かって「やりますか?」と問いかける。
突如始まった“公開訓練”。
「気をつけ」「指を揃えて」「教官が返礼するまで頭を上げない。ただし、それを見ずに察すること」と、細部まで指導が飛ぶ。観客が猪狩の号令で挑戦するも、最初の一回はすかさず「やり直せ」と一喝。まさに鬼教官そのものだ。
緊張感が高まるなか、二度目の挑戦では見事に息の合った敬礼が完成。
木村さんは「皆さんの本気を感じました。すごく良かったです」と笑顔を見せ、
「監督、次は皆さんを呼んでください」と太鼓判を押した。
猪狩さんが「1回目はひどかったですね」と冗談交じりに振り返ると、
木村さんは
すかさず「ひどいって言うな! お願いしてやってもらってるんだから」とツッコミ。
緊張と笑いが交錯するなか、劇場はまさに“リアル教場”と化していた。

