K-1スーパー・ウェルター級王座が空位に 王者オウヤンが返上 4・11代々木大会は新王座戦へ

2026.2.17

【©️K-1】

K-1実行委員会は、4月11日に国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 GENKI 2026」に向けて進めていたスーパー・ウェルター級タイトルマッチの計画を白紙とし、同王座が空位となることを発表した。


 

当初は、K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)が2度目の防衛戦に臨み、昨年の同級・世界最強決定トーナメントを制したジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/Allan Popeye)を挑戦者に迎える構図で調整が進められていた。両陣営には正式オファーが提示され、メインカードの一角として発表目前の段階にあった。

両者は昨年11月15日のトーナメント準々決勝で対戦し、サルシチャが判定勝ち。王者オウヤンにとっては雪辱を懸けたリベンジマッチであり、タイトル戦としてのドラマ性も十分だった。

しかし、事態は急転する。オウヤンの所属団体「武林風」から王座返上の申し出が届いた。背景には、1月に天津阿福ファイトクラブのチーフトレーナーが現場を離れたことがあるという。新体制の構築を進めているものの、中国は春節期間中。仮に春節明けに体制が固まったとしても、4月大会へ向けて万全の準備環境を整えるのは困難との判断に至った。

実行委員会はこの申し出を受理。

スーパー・ウェルター級王座は即日付で空位となった。今後については、「王者としての実績と功績を尊重し、最適なトレーニング環境が整い次第、改めてK-1のリングに迎える方針」としている。

 

4・11代々木大会のカード編成は再構築を余儀なくされたが、空位となった王座を巡る新たな展開が浮上する可能性も高い。王座を失ったオウヤンの再起、そして挑戦権を手にしていたサルシチャの去就――。スーパー・ウェルター級戦線は、思わぬ形で新章に突入した。