りくりゅう、五輪史に刻む大逆転金!フリー世界歴代最高で日本ペア初の頂点
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“りくりゅう”の名が、オリンピックの歴史に深く刻まれた。
ミラノ・コルティナオリンピックフィギュアスケート・ペアで、三浦璃来(24)/木原龍一(33)組がショートプログラム(SP)5位からの大逆転で金メダルを獲得。フリースケーティング(FS)では世界歴代最高となる158.13点を叩き出し、日本ペア史上初の五輪金という快挙を成し遂げた。
SP首位との差は6.9点。現行採点システム移行後では最大となる差をひっくり返す、まさに“五輪史上最大級”の逆転劇だった。
▪️崖っぷちからの最終滑走
前日のSPでは、得意のリフトでわずかな乱れが出て5位発進。頂点は遠のいたかに思われた。しかし迎えたフリー。第3グループ最終滑走でリンクに立った2人の表情に迷いはなかった。
冒頭の3回転ツイストリフトを高々と成功させると、会場の空気が一変。続くジャンプシークエンスも完璧に決め、SPで乱れたリフトも圧巻の安定感で修正。さらにスロー3回転ルッツ、スロー3回転ループを鮮やかに着氷し、後半も息の合った演技で観客を魅了した。
滑り終えた瞬間、リンク上で抱き合い涙を流す2人。スタンドは総立ちとなった。
表示された得点は158.13点。団体戦で記録した自己ベスト(155.55)を上回り、フリー世界歴代最高を更新した。従来の最高はアナスタシア・ミーシナ/アレクサンドル・ガリアモフ組の157.46点(2022年欧州選手権)。大舞台での塗り替えだった。
合計231.24点は歴代5位。残る最終グループの滑走を待つ時間は、祈るようなひとときとなった。
▪️金メダル確定の瞬間、涙の抱擁
最終滑走が終わり、順位が確定。金メダルの表示が出ると、会場は大歓声に包まれた。三浦は一瞬呆然と立ち尽くし、木原は涙をこらえきれず号泣。再び抱き合い、歓喜を分かち合った。
観客席で見守っていた坂本花織も目に涙を浮かべ、その歴史的瞬間を見届けた。
▪️積み重ねた栄光の先に
“りくりゅう”は2025年世界選手権で2度目の優勝、同年グランプリファイナルも制覇。今大会では団体戦で日本の2大会連続銀メダルに貢献し、勢いそのままに個人戦で悲願の頂点に立った。
この金メダルにより、日本の今大会メダル数は前回大会の最多「18」に並んだ。


