年始の箱根駅伝 青学大が“山で決めた”衝撃逆転劇!! 黒田朝日選手が初5区で区間新の怪物走!! 3年連続往路V

2026.1.2

【アフロ】

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走は2日、東京・大手町から神奈川・芦ノ湖までの往路5区間(107.5キロ)が行われ、青山学院大が大逆転で3年連続8度目の往路優勝を果たした。1区で16位と大きく出遅れながらも、各区間で着実に順位を押し上げ、最後は“山のエース”黒田朝日選手(4年)が圧巻の走りで勝負を決めた。


 

勝利の主役は間違いなく黒田だった。当日変更で初挑戦となった5区・山登り。

過酷な上り坂を前に、エースは常識を打ち破った。

昨年、若林宏樹選手が記録した区間新(1時間9分11秒)を実に

1分54秒も更新する1時間7分17秒。

箱根の歴史に残る衝撃的な区間新で、前を行く強豪校を次々にのみ込み、

ついには首位を奪取した。

青学大は序盤から試練の展開だった。

1区(21.3キロ)の小河原陽琉(2年)は序盤こそ先頭集団についたものの、中盤以降にペースを落とし16位でのタスキ渡し。だが、ここから名門の底力が発揮される。

“花の2区”では飯田翔大選手(2年)が粘りの走りで5人抜き。

11位まで押し上げると、3区の宇田川瞬矢(4年)が流れを完全に引き寄せた。

冷静なレース運びで順位を上げ、4区の平松享祐選手(3年も安定感抜群の走りを披露。創価大、山梨学院大、駒澤大をかわし、ついに5位まで浮上した。

そして迎えた勝負の5区。

黒田選手は城西大をかわして4位、国学院大を抜いて3位、

中央大をとらえて2位と、山を制圧するように前へ前へと進んだ。

11.9キロ地点でトップとの差は1分02秒。

残り4.8キロ、給水地点では弟・然(2年)からボトルを受け取り、

余裕の笑顔を見せる場面もあった。

残り1.5キロ。ついに早稲田大の工藤慎作選手(3年)を捉え、

首位に躍り出ると、そのまま独走。

青山学院大は往路新記録となる

5時間18分09秒でフィニッシュし、王者の貫禄を示した。

1区16位からの大逆転―。山で決まった青学大の往路Vは、

3年連続9度目の総合優勝へ向け、これ以上ないスタートとなった。

復路でも“青学らしさ”が炸裂するのか。

箱根の戦いは、まだ折り返したばかりだ。