RIZINライト級に激震―絶対王者サトシ、わずか13秒で王座陥落 代打挑戦者ノジモフの“右ヒザ一閃”が歴史を変えた大みそか

2025.12.31

 

RIZINの年末決戦で、誰もが予想しなかった結末が待っていた。
12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN 師走の超強者祭り」。セミファイナルのRIZINライト級タイトルマッチは、挑戦者イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)が王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)を1回13秒でKO。盤石と見られていた王者が、瞬く間にマットへ沈み、王座交代が告げられた。


 

ゴング直後の出来事だった。互いに間合いを測る中、サトシが得意のタックルに踏み込んだ瞬間、ノジモフの右ヒザが出会い頭で顔面を直撃。完璧なタイミングと角度だった。王者はそのまま崩れ落ち、反応はなく、レフェリーが即座に試合をストップ。会場は一瞬、何が起きたのか理解できず、静まり返った後にどよめきが広がった。

ノジモフはもともと、負傷欠場となった野村駿太の代役として急きょ抜てきされた存在。準備期間や実績を考えれば「挑戦するだけでも大役」と見られていたが、その評価を13秒で覆した。

一方のサトシは、2021年にトフィック・ムサエフを破って王座に就いて以降、

矢地祐介、ジョニー・ケース、ルイス・グスタボ、ヴガール・ケラモフらを次々に撃破。

今年9月には堀江圭功を相手に1回100秒、

リアネイキッドチョークで仕留め、

5度目の防衛を果たしたライト級絶対王者だった。

そのサトシが、わずか13秒で沈む。
RIZINライト級の勢力図は、一撃で塗り替えられた。

ノジモフの戴冠は単なる番狂わせではない。

王者不在となった階級に、新たな時代の到来を

強烈に印象づける 大みそかの衝撃だった。