【ウインターカップ女子】大阪薫英が外角爆発で主導権 京都精華の反撃振り切り80―71
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高校バスケットボール ウインターカップ女子・準決勝第二試合は、大阪薫英女学院高等学校が、立ち上がりから高い強度と外角シュートの精度で主導権を握り、京都精華学園高等学校の粘り強い反撃を振り切った。1クォーターからテンポよく得点を積み上げ、前半で築いたリードが最後まで効いた試合となった。
▪️第1クォーター:拮抗から大阪が流れをつかむ
試合は序盤から一進一退の攻防。京都精華は#4 坂口美果がインサイドで先制し、#10 吉田ひかりも果敢にゴールへ向かい6―6と互角の立ち上がりを見せた。
しかし中盤以降、大阪薫英のディフェンス強度が徐々に京都精華のパスワークを寸断。京都精華はターンオーバーが重なり、#10 吉田ひかりの3点シュートで食らいつくも、大阪は#5 三輪美良々、#4 幡出麗実が得点を重ね、20―18と大阪が2点リードで1Qを終えた。
拮抗した入りから、1Qの終盤に大阪がテンポと得点量で一歩抜け出したことが、前半全体の流れを決定づけた。
▪️第2クォーター:大阪の外角が止まらない
第2Qに入ると、大阪薫英の勢いはさらに加速する。
#7 原乙羽、#6 松本璃音が立て続けに3点シュートを沈め、会場の空気を完全に掌握。
京都精華は#12 谷彩南、#15 ンガルラ・ムクナ・リヤがインサイドで必死に得点をつなぐが、大阪はフリースローも確実に沈め、点差は二桁へ。
終盤には#11 大槻佳子がタフショットをねじ込み、49―31と大阪が大きくリードして前半を折り返した。
前半、とくに立ち上がりからの得点量とシュート成功率の差が、試合展開を大きく左右した。
▪️第3クォーター:京都精華が高さを生かして反撃
18点ビハインドで迎えた後半、京都精華は戦い方を修正。
#18 オディア・カウェル・リッツ、#15 ンガルラ・ムクナ・リヤの高さを生かしたインサイド攻撃で得点を重ね、#13 満生小珀の3点シュートも決まる。
一時は一桁差に迫る場面もあったが、大阪は#5 三輪美良々がフリースロー、レイアップで流れを引き戻し、62―46と再び突き放して第3Qを終えた。
▪️第4クォーター:大阪が冷静に試合を締める
最終Qも京都精華は#15 ンガルラ・ムクナ・リヤを中心に粘り強く追い上げるが、
大阪は#4 幡出麗実の要所での3点シュート、
#7 原乙羽のフリースローで着実に加点。
終盤はリードを保ったまま時計を進め、80―71で大阪薫英が勝利。
大阪薫英は、序盤からの外角3ポイントの成功率と試合運びの巧みさで、
強豪対決を制した。

