【ウインターカップ2025・女子3回戦】一関学院、死闘の末に逆転勝利 残り3秒まで続いた緊迫の攻防を制す

2025.12.25

【©️SoftBankウインターカップ2025】

高校バスケットボールの冬の大舞台「ウインターカップ2025」は

12月25日、東京体育館で女子3回戦が行われ、

一関学院高等学校(岩手)が札幌山の手高等学校(北海道②)との激闘を

64―61で制し、ベスト8進出を決めた。


 

試合は序盤から札幌山の手が主導権を握る展開。

第1クォーター、第2クォーターをともに22点ずつ奪われ、一関は前半を35―44の9点ビハインドで折り返した。

だが後半、一関は粘り強いディフェンスから流れを引き寄せる。

第3クォーター、守備強度を一段階引き上げた一関は相手を11点に抑え、徐々に点差を詰め寄ると、第4クォーターではついに逆転。終盤は1点を争う白熱の展開となった。

残り1分、一関は痛恨のターンオーバーを犯すが、直後に札幌山の手もミス。

残り48秒、スコアは61―59。

ここで一関のエース、10番オモカロマリアン・アブドゥルカリームがゴール下で強烈なインサイドアタックを決め、バスケットカウントを獲得。

フリースローは外したものの、値千金の2点で63―59と突き放した。

その後、一関はタイムアウトを取り、冷静に試合をコントロール。

残り22秒、札幌山の手はファウルからフリースローを得て1点を返し、63―61



なおも勝負は分からなかったが、最後は一関が守り切り、

残り3秒の札幌山の手のエンドスローを封じて試合終了のブザーを迎えた。

一関は10番アブドゥルカリームが22得点16リバウンドの

圧巻のダブルダブルでチームをけん引。


12番・高橋志奈、

4番・伊藤伶奈も13得点と勝負所で存在感を示した。

対する札幌山の手は4番・高橋優希が21得点と奮闘したが、

終盤の攻防で一歩及ばなかった。