フジテレビ、クリスマスイブも全力で“遊ぶ”さんま絶叫、生放送でまさかの「明石家サンタ」音楽発動
フジテレビのクリスマスイブ深夜が、今年もやっぱり“フジらしい騒がしさ”に包まれた。
【© Fuji Television】
24日深夜に生放送された「さんまのお笑い向上委員会 クリスマス生放送SP」。画面に登場した明石家さんまは、開口一番「生だぁ~!」と絶叫。開始数秒で、視聴者に「これは何か起きるぞ」と予感させるあたりが、さすがフジテレビ×さんまの黄金コンビだ。
例年なら、この時間帯は年末恒例の名物番組「明石家サンタ」が鎮座するが、今年はまさかの“お休み”。その代役として送り出されたのが「向上委員会」の生放送スペシャルだった。しかし、さんまは早くも核心に触れかけ、「『明石家サンタ』の代わりとか言っちゃダ…」と自ら両手でバツ印。自虐もメタも全部笑いに変えるのが、フジ流だ。
番組が「ほぼ500回放送記念」と銘打たれたことにも、さんまは即ツッコミ。「正確には497回らしい。3回分はええやろ」と軽妙なトークで、数字すら笑いに変えていく。
そして、事件は起きる。
スタジオに置かれた赤いレバーを、さんまが引いた瞬間──流れ出したのは、まさかの「明石家サンタ」でおなじみ、山野さと子の名曲「おめでとうクリスマス」。画面にはすかさず、
「コンプらレバー使用中
只今、問題が発生したため音声をクリスマスソングに変更中」
という、フジテレビにしか出せないユーモア全開のテロップが表示された。
これには、さんまも即リアクション。「ルールがあって、生、ヤバイからこれがあんねんな」。
生放送の緊張感、コンプライアンスへの配慮、そしてそれすら笑いに変える演出——すべてを包み隠さず“ネタ”にしてしまうのが、今のフジテレビの真骨頂だ。
「明石家サンタ」はなくても、さんまがいて、フジが生で攻めれば、クリスマスイブは成立する。
ハプニングも制約も全部まとめてエンタメに変えるその姿勢に、
「やっぱりフジは面白い」と感じた視聴者も少なくなかったはずだ。


