衝撃ノックアウト!14秒で沈黙―中谷潤人選手の強打に耐えた男が沈む “衝撃の現実”

2025.12.22

スーパーフライ級戦線に、あまりにも強烈な一撃が刻まれた。

【©️ zanier】

現地時間12月20日、メキシコ・ティフアナで行われた

スーパーフライ級10回戦で、WBC世界同級11位のヤヒル・フランクが、

同6位アルヒ・コルテスを初回14秒KO。

ゴングが鳴ってから瞬きする間もない決着は、

会場を騒然とさせボクシング界に大きな波紋を広げている。


 

試合は開始直後、互いにジャブを交差させたわずか数秒後に動いた。

フランクが放った左フックが完璧なタイミングでヒットすると、コルテスは背中からキャンバスに崩れ落ちる。レフェリーは即座に試合を止め、主役と目されていたコルテスは反撃の機会すら与えられなかった。

この結果が衝撃をもって受け止められている理由は、敗れたコルテスの“耐久力”にある。2023年9月には当時WBO世界スーパーフライ級王者だった中谷潤人に挑戦し、3度のダウンを喫しながらも12ラウンドを戦い抜いた。

また2022年9月には、2階級制覇王者フアン・フランシスコ・エストラーダともフルラウンドを経験。これまでKO負けを喫したことのない、

屈強なファイターとして知られていた。

その男が、わずか14秒で沈んだ。

 

戦績を18勝1敗13KOとしたフランクの一撃が、単なる番狂わせではなく、

世界戦での階級勢力図を揺るがす可能性を秘めていることは間違いないだろう。

トップ戦線でのボクシング競技は一瞬で全てが覆る競技だ。

その残酷さと同時に、このスポーツの本質を、

14秒という時間が雄弁に物語っていた。