八村塁選手、効率と献身で勝利を呼び込む13得点 3Pに速攻ダンク…“仕事人”の真価発揮 レイカーズ逆転で2連勝、ドンチッチは圧巻トリプルダブル
レイカーズ所属の八村塁選手(27)が、与えられた役割を寸分違わず遂行する“仕事人”ぶりで勝利に大きく貢献した。
18日(日本時間19日)の敵地ジャズ戦に先発出場すると、3ポイントシュート、速攻からの豪快ダンクなど要所で存在感を発揮。
高効率の13得点を挙げ、チームの逆転勝利と2連勝に貢献した。
派手さだけではない。10本のシュートで6本成功、
FG成功率60%という数字が示す通り、無駄のないオフェンスで流れを切らさない。
スコアラーとしての役割はもちろん、スペーシング、カッティング、トランジションと、チームが求める“正解の動き”を積み重ねた。
前半はチームがリードを許す苦しい展開。それでも八村塁選手は焦らない。
第2クオーター途中から出場すると、ドライブからのターンアラウンドジャンパーで初得点。続けて同じ形を決め切り、さらにドンチッチのパスに反応したカッティングから難易度の高いリバースレイアップを沈めた。
ボールを持てば決め、持たずとも得点機会を創出する─まさに“勤勉さ”が生む得点だった。
第3クオーターには、その献身が象徴されるシーンが訪れる。
ドライブでのフィニッシュに続き、速攻では会場を沸かせる豪快なダンク。
流れを一気にレイカーズへ引き寄せた。
第4クオーター終盤には左コーナーから3Pシュートを沈め、
勝負どころでの一撃も忘れなかった。
エースのルカ・ドンチッチは、前半からスコアラーとして、得点を重ねる先行型。
必ず中盤には、中弛みに休む時間帯が出てくる。
この時間帯になると、必ずは千村塁選手は、得点に絡む動きを連動して見せている。
32分47秒の出場で13得点3リバウンド。
数字自体は決して派手ではないが、スタメン全員が2桁得点を記録する中で、最も“役割理解度”が高いプレーを見せた一人と言っていい。
前試合で得点が伸びなかった際も、リバウンドなど裏の仕事で貢献していた。
この日もまた、得点と献身を両立させた。
チームはルカ・ドンチッチが45得点11リバウンド14アシストのトリプルダブル、
レブロン・ジェームズが28得点10アシストと主軸の2人は安定感あるスタッツ。
だが、その輝きを支える土台として、八村塁選手の「やるべきことをやり切る姿勢」は欠かせない存在となっている。
与えられた仕事を必ず達成する勤勉さと、高効率なスタッツが示す安定感は白星を重ねる上で、必要不可欠な存在であることは言うまでもない。


