NBAカップ視聴者数が前年比90%増 過去3年で最多のグループステージに
【©️NBA】
今季の「エミレーツNBAカップ」が開幕から大きな注目を集めている。
Amazonプライム・ビデオ、NBC/Peacock、ESPNの
主要配信プラットフォームを合計したグループステージの視聴者数が
4000万人超 に到達し、前年比90%増 の大幅な伸びを記録した。
大会創設3年の中で“最多視聴”となり、
NBAが新たに打ち出したカップ戦の存在感が急上昇している。
■視聴者急増の背景にAmazonプライムの“無料ライブ戦略”
視聴数増加の要因として、とりわけ大きかったのが
Amazonプライム・ビデオの施策だ。
通常、NBAのレギュラーシーズンを視聴するには
「NBAパス」などの有料プラン加入が必要で、
日本では月額3000円近い費用がかかる。
一方、Amazonは NBAカップの週末試合のみを
全世界向けに無料配信 する特別編成を実施。
日本国内であればプライム会員であれば、
追加料金なしで日本語解説付きのライブ配信を視聴できる。
かつて楽天NBAで実質無料視聴していた層も取り込んだとみられ、
日本国内では“高額なNBAパス”とのコントラストも相まって、
NBAカップ視聴への流入が加速した形だ。
■ノックアウトステージ進出チームが決定
視聴記録を更新したグループステージを終え、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
<イースタン・カンファレンス>
マイアミ・ヒート vs オーランド・マジック
ニューヨーク・ニックス vs トロント・ラプターズ
<ウェスタン・カンファレンス>
フェニックス・サンズ vs オクラホマシティ・サンダー
サンアントニオ・スパーズ vs ロサンゼルス・レイカーズ
準々決勝を勝ち抜いた4チームは、現地時間 12月13日(土) に
ラスベガスで行われる準決勝へ進出。
さらに勝者同士が、12月16日(火) の決勝戦でNBAカップ王者の座を争う。
異例の勢いで視聴者数を伸ばした今季のNBAカップ。
ここからは負ければ即敗退のノックアウト方式に突入し、
短期決戦ならではのドラマが期待される。


