メッシ、MLSを“支配”史上初の2年連続MVP 驚異の直結力でマイアミを初優勝へ牽引

2025.12.10

【©️MLS】

米プロサッカーリーグMLSは9日(日本時間10日)、

インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(38)が

2025シーズンの最優秀選手(MVP)に選出されたと発表した。

リーグ史上初となる2年連続受賞で、MLSにおける

メッシの存在感の大きさをあらためて印象付ける結果となった。

 

今季のマイアミは、メッシを中心とした攻撃力でシーズンを通してリーグを席巻。

6日(同7日)のMLSカップ決勝では、バンクーバー・ホワイトキャップスを

3―1で下し、クラブ史上初の頂点に到達した。


 

▪️圧倒的数字で示した「別格」

レギュラーシーズンでメッシが記録したのは29得点・19アシスト。いずれもリーグ最多で、昨季の20得点16アシストをさらに上回るペースだった。
さらにプレーオフでは6試合で6ゴール9アシスト。最も厳しい優勝争いの局面でも一切パフォーマンスを落とさず、勝敗を左右するシーンに必ず絡んだ。

得点力、ゲーム支配力、そして勝負強さ。3要素が揃った今季は、

まさに“文句なし”のMVPと言える。

 

▪️38歳でも衰え知らずの存在感

8度のバロンドールを手にした“生ける伝説”は、MLSで新たなキャリアの頂を積み重ねている。38歳にしてパフォーマンスの陰りは見られず、むしろチームの成熟とともにプレー選択の幅を広げている印象だ。

来年にはW杯が控える。アルゼンチン代表での将来は常に注目の的だが、メッシの今季の輝きを見る限り、まだまだ世界最高峰の舞台で戦える余力を感じさせる。