NBAティンバーウルブズが圧巻の逆転劇!ランドルがアシスト連発でスパーズ撃破

2025.12.2

【©️Minnesota Timberwolves 】

開幕から好スタートを切っているティンバーウルブズが、ついに真の力を発揮!

エドワーズとゴベア不在の厳しい状況をものともせず、スパーズを鮮やかに撃破した。

勝利の立役者はもちろん、アシスト連発のジュリアス・ランドルだ。


今シーズン序盤、ウルブズは格下相手に快勝する一方で、強豪との接戦を落とす苦い経験も。しかし現地11月29日のセルティックス戦では、残り14秒でのアンソニー・エドワーズの奇跡の3ポイントシュートで辛くも勝利を手にしたものの、本人も「ラッキーだった。ランドルにパスすべきだった」と冷静に振り返るなど、気持ちの良い勝利とは程遠かった。

ところが、翌日のスパーズ戦でチームは完全覚醒。

第4クォーターの頭、エドワーズをベンチに戻し、マイク・コンリー、ドンテ・ディビンチェンゾ、ジェイデン・マクダニエルズ、ランドル、ナズ・リードのスモールラインナップを投入すると、たった5分半で21-7の怒涛のランを見せ、一気に試合の流れを奪った。

ランドルは冷静に振り返る。

「速くプレーし、相手を止め、攻撃ではボールを動かす。それだけのことだ」。この試合では、マクダニエルズを中央に置くゾーンディフェンスを起点に攻守が完璧に噛み合った。ランドルは「スパーズはピック&ロールでボールハンドラーが攻めてくることはわかっていた。ジェイデンが中央にいることで相手のスピードを抑えられた」と戦術を解説する。

そして攻撃に転じれば、ランドルがプレーメーカーとしてフル稼働。12アシストのうち、第4クォーター開始から5分で5アシストを集中させ、チームを勝利へと導いた。「シンプルにプレーすること。強引に動かず、目の前のプレーをこなすだけだ」とランドルは語る。

コンリーとの連携も絶好調。

「相手の意図を読み、スイッチに対応する。反復練習の成果で、ケミストリーが生まれる」と胸を張るランドル。

高さを欠くスパーズを相手に、ウルブズのスモールラインナップは見事に機能。ルディ・ゴベアは第4クォーターに登場せず、エドワーズもベンチで21-7のランを見守る場面があったが、それでもチームは危なげなく勝利を手にした。

ディビンチェンゾは「ボールがよく動けば、全員がアグレッシブにプレーできる」と自信を口にし、ナズ・リードも「多くの選手が絡めば、倒しづらいチームになる。今日のバスケを安定して続ければ、どのチームにとっても脅威だ」と力強く語った。