アーセナル、欧州で存在感一層鮮明に!王者バイエルンを3―1で下しCL5連勝!! アルテタ体制7年目の「成熟」示す
【©️Arsenal Football Club】
欧州の舞台で、アーセナルが着実に勢力図を塗り替えつつある。現地26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループ最大の注目カードで、プレミアリーグ首位のアーセナルがブンデスリーガ王者バイエルンを3―1で撃破。内容・結果ともに相手を圧倒し、開幕5連勝を記録した。
エミレーツ・スタジアムは開始から圧倒的な熱気に包まれた。
その空気に後押しされるように、アーセナルは序盤から試合の主導権を握る。
22分、セットプレーからティンベルが力強いヘディングで先制点を奪取。
配置の精度、キックの質、練度の高さ―いずれもアルテタ監督が7年にわたり構築してきた戦術の成熟を象徴した場面だった。
一時は失点を喫したものの、チームに動揺は見られない。
後半に入ると、むしろアーセナルがバイエルンを押し込み、試合の主導権を完全に掌握。CKからの連続攻撃やテンポの速い連係は欧州トップクラブとしての完成度を示し、ノイアーの好守がなければさらに点差は開いていた可能性が高い。
勝負を決定づけたのは後半終盤の連続得点だった。
69分、途中出場のカラフィオーリが左サイドで起点となり、精度の高いクロスを供給。
マドゥエケがこれを押し込み、勝ち越しに成功した。新加入アタッカーの初得点により、スタンドは大きく揺れた。
勢いは続き、77分にはマルティネッリが鋭いカウンターから追加点を奪取。
ノイアーをかわす冷静なフィニッシュで3点目を記録した。
切り替えの速さ、前線の決定力、守備組織の安定度―どの局面でもアーセナルがバイエルンを上回った。
試合は3―1で終了。
アルテタ体制7年目でチームはついに“完成形”の域に近づきつつある。
CL5戦全勝という結果は、アーセナルが今季の欧州における最有力候補の一角であることを改めて裏付けるものとなった。

