フジ『明石家サンタ』今年は放送見送り クリスマス・イブ深夜は『向上委員会SP』生放送に “恒例番組消滅”に視聴者ショックの声

2025.11.25

【© Fuji Television Network, Inc.】

クリスマスイブ深夜の恒例番組として親しまれてきたフジテレビ系特番『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』が、今年は放送見送りとなることが25日、明らかになった。代替番組として24日深夜には『さんまのお笑い向上委員会』のスペシャル版が生放送される。


 

“明石家サンタ”に扮した明石家さんまさんと、アシスタントの八木亜希子さんが、不幸話を披露する視聴者と生電話をつないでプレゼントを贈る同番組は、1990年の開始以来、放送時期の変動はあれど休止することなく続いてきた。34年続くクリスマスの風物詩が途切れるのは今回が初めてで、ネット上では早くも「今年の楽しみがひとつ消えた」「年末に『明石家サンタ』がないなんて信じられない」とショックを受ける声が広がっている。

 

一方で、番組を取り巻く状況は厳しかった。

プレゼントの提供元であるスポンサーが『フジテレビ問題』とされる一連の騒動を受けて相次いで撤退。さんまは今年3月、自身のラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で「今年は『明石家サンタ』ができないかもしれない」と放送見送りの可能性を示唆していた。例年11月上旬に始まる不幸話のハガキ募集も、今年は行われていなかった。

番組は休止となるものの、近年“予選会”として盛り上がりを見せていた『さんまのお笑い向上委員会』がクリスマス特番として生放送される。

『さんまのお笑い向上委員会 クリスマス生放送SP』は24日24時25分~26時25分にオンエア予定で、今年の委員会に“クレーム”を持つゲストが続々登場する。出演者はさんまをはじめ、飯尾和樹(ずん)、陣内智則、藤本敏史(FUJIWARA)、堀内健、吉村崇(平成ノブシコブシ)、井口浩之(ウエストランド)、マヂカルラブリー、レインボーら。

とはいえ、クリスマスの深夜に“明石家サンタ”の声が聞けないのは、多くの視聴者にとって寂しさが残るところ。

明石家さんまさんが体調を崩すなどの問題がない限りは、来年以降の復活に期待したい。