【RIZIN】大みそか追加カード決定!篠塚辰樹選手 vs 冨澤大智選手は“競技の違い”が勝敗を左右か 芦澤竜誠とジョリーは異色のMMA対決に
2025.11.20
RIZIN FFは20日、大みそかに開催される
格闘技イベント「RIZIN師走の超強者祭り」の追加カードを発表した。
今回の追加カード発表会見で最も注目を集めたのは、篠塚辰樹 vs 冨澤大智の再戦だ。
両者は2023年の大みそか大会で“オープンフィンガーグローブのキックボクシングルール”で激突し、篠塚選手が2度のダウンを奪って判定勝利を手にしている。
一見すると篠塚選手の優勢の構図にも見えるが、今回は状況がまったく異なる。
今回の舞台は
RIZIN・MMAルール(57kg)/5分3R。
キックでの優劣がそのまま総合格闘技に反映されるとは限らないどころか、
むしろ逆転要素が一気に増える。
打撃だけに特化した前回の構図と違い、
タックル、組み、寝技、といった要素が勝負の流れを大きく変える可能性は高い。
「キックでは完封した側が、MMAでは苦戦する」―そんな例はRIZINでも珍しくない。
前回の判定が“参考にならない戦い”になることは十分考えられる。
さらに、同じくMMAルール5分3R(61kg)では、芦澤竜誠がブレイキングダウンで名を上げたジョリーと対戦。
ストリート色の濃い打撃戦を得意としてきた両者だが、
こちらもMMAに舞台を移すことで、従来のイメージを覆す展開が見られそうだ。
また「RIZIN甲子園2025」決勝戦となる須田雄律 vs ヤマザト・エンゾ・マサミ(57kg/5分2R)も正式決定。次世代を担う若きファイター同士の一戦が、大会の前半戦を大いに盛り上げるだろう。
大みそか恒例のRIZINだが、今年は“同じ相手でも、ルールが変われば物語も変わる”という競技の奥深さが浮き彫りになるカードがそろった。
勝敗の行方はまったく読めない。

