天下一品、ついに米国本格進出へ“ドジャース大谷翔平選手の壁画の向かい”という象徴的立地で勝負へ!LA本店が限定メニュー引っ提げ12月開業

中華そばチェーン「天下一品」を運営する天一食品商事は17日、アメリカ・ロサンゼルスに「天下一品 LA本店」を開設すると発表した。日本のラーメン市場が海外展開を加速させる中、濃厚スープで知られる“こってり文化”が、ついに米国の中心地へ乗り込む。

出店場所は、日本人にも馴染み深いロサンゼルス・リトルトーキョー地区。
しかも、MLBドジャースの大谷翔平を描いた巨大壁画の向かいという、
象徴性の高いロケーションだ。
現地時間で11月17日にソフトオープン、グランドオープンは12月8日を予定する。
天一にとって北米進出は長年の悲願だった。
木村一仁社長は「海外の方にも“KOTTERI”の真価を知ってもらいたい」
と公言してきたが、今回のロサンゼルス出店はその戦略を大きく押し進める節目となる。
リトルトーキョーは日本食の歴史的拠点であり、寿司・ラーメン・居酒屋がしのぎを削る激戦区。多国籍の食文化が混ざり合うエリアで、天下一品が“こってり”の独自性をどこまで浸透させられるかが注目される。
メニューは日本の味をベースにしながらも、
現地向けのアレンジを加えた3ラインを展開する。
Kotteri Max:シリーズ歴代で最も濃度の高いスープ
Kotteri Signature:日本の製法を忠実に再現した王道
Kotteri Silky:まろやかで初心者にも食べやすいライト系


また、LA本店限定として“KOTTERIスープを
Dipして食べる”という新発想の「crispy Onigiri」も導入。天一の代名詞である“食べるスープ”をどう表現するかが、現地での話題作りを左右しそうだ。
世界各都市で日本のラーメンが飽和する中、濃度という極端な個性で勝負に出た天下一品。大谷翔平の壁画を見上げる立地から、どこまでアメリカ人の胃袋と心をつかめるか。
