那須川龍心、“本物”を証明する圧勝劇 チャラームダムを豪快KO 格闘技フェス『GOAT』で大トリ飾る
格闘技フェスティバル『GOAT(ゴート)』が30日、東京・後楽園ホールで開催された。大会のメインイベントでは、RISEのホープで那須川天心の実弟・那須川龍心(TEAM TEPPEN)が、元ムエタイMVPのチャラームダム・ナヨックエータサラ(タイ)を豪快にKOで下し、観客を熱狂させた。
この大会は地上波で録画放送(テレビ東京系、11月1日午後4時~)が決定しており、龍心はその大トリを堂々と締めくくった。
会場は立ち見が出るほどの満員。
開始のゴングと同時に沸き起こった大歓声の中、那須川は鋭いステップとスピーディーなコンビネーションで主導権を掌握した。対するチャラームダムも老練な技術で応戦したが、那須川のパンチがたびたびクリーンヒット。最後は鋭いスピンキックをボディに叩き込み、チャラームダムが悶絶。衝撃のKO勝利となった。
兄・天心譲りの華やかなファイトスタイルとメンタルの強さで、地上波カメラの前でもスター性を見せつけた。
▪️龍聖、KNOCK OUT王者の貫禄勝利 SNSで「次世代カリスマ」と反響
第5試合では、KNOCK OUT‐BLACK王者・龍聖(BRAID)がタイのロムイーサン・TIGER REONを相手に判定3-0で快勝。3ラウンドには鋭い右ストレートでダウンを奪い、会場のボルテージを一気に高めた。
試合後には「魔裟斗、武尊に続くのは俺だ!」と堂々と宣言。SNS上では「次世代のカリスマ誕生」との声が相次ぎ、地上波放送を前に話題をさらった。
▪️松倉信太郎、世界タイトル目前で無念のTKO敗戦
ISKA世界スーパーミドル級タイトルマッチでは、挑戦者の松倉信太郎(日本)が王者ブリース・コンボウ(カメルーン)にTKO負け。悲願の世界王座奪取はならなかった。
序盤はローキックを中心に試合を組み立て優勢に見えたが、カウンター気味の右ストレートを受けて流れが一変。終盤にボディブローを浴びてダウンし、無念のTKO敗戦となった。
▪️“観るフェス”として新境地 地上波で格闘技カルチャー再び
『GOAT』は「団体の垣根を超えて最強が集う」をテーマに、キックボクシング界の若手スターから世界王者までが一堂に会した。
照明や音響演出を強化し、“観るフェス”としても進化。主催者は「格闘技を再びテレビのゴールデンタイムへ」と意気込みを語り、地上波中継に大きな期待を寄せている。
会場には家族連れや女性ファンの姿も多く見られ、格闘技が再びカルチャーとして根付く兆しを感じさせる夜となった。
主な試合結果
【第7試合/メインイベント】
◯ 那須川龍心(TEAM TEPPEN)
× チャラームダム・ナヨックエータサラ(タイ)
※那須川がKO勝利
【第6試合/ISKA世界スーパーミドル級タイトルマッチ】
◯ ブリース・コンボウ(カメルーン)
× 松倉信太郎(日本)
※コンボウがTKO勝利
【第5試合】
◯ 龍聖(BRAID)
× ロムイーサン・TIGER REON(タイ)
※龍聖が判定3-0で勝利

