南ア格闘界の名伯楽、スティーブ・カラコダ氏が逝去 ベルナルド、ノルキヤらを育てた“名指導者”に世界から追悼の声

2025.10.13

【from Virgil Kalakoda official Instagram】

マイク・ベルナルド、ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ、フランソワ・ボタ、そして実の息子ヴァージル・カラコダ―。南アフリカの格闘技界に数々の名ファイターを送り出した名伯楽、スティーブ・カラコダ氏が10月7日、心臓発作のため亡くなった。享年非公表。

 

世界のキックボクシング界に深く関わる国際団体「WKN(ワールド・キックボクシング・ネットワーク)」は、公式SNSを通じて次のような追悼文を発表した。

「WKNは、そのグローバルファミリーとともに、親愛なる友人でありパートナーであるスティーブ・カラコダ氏の逝去を、深い悲しみと重い心で悼みます。スティーブ氏は、南アフリカ格闘技界の伝説的存在であり、リング外でも多大な影響力を持つ尊敬すべき指導者でした」

 

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ヴァージル・カラコダも、Instagramに父とのツーショット写真を投稿。

ハートマークとともにその愛情を綴り、国内外のファンからは数多くの追悼メッセージが寄せられている。

近年も精力的に後進の育成を続けていたカラコダ氏は、2024年10月に開催された『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』に、南アの新星ルアン・ヴィッセルを伴って来日。久々に公の場で元気な姿を見せていた。

“南ア格闘界の父”とも称されたその存在は、リングを越えて多くの選手、関係者、そしてファンに影響を与え続けた。世界の格闘技コミュニティにとって、あまりに大きな喪失である。