ドジャース、執念の逆転劇で先勝!大谷翔平選手が投手としてがPO初白星、佐々木朗希投手は圧巻の9回締めで“メジャー初セーブ”

【©️Los Angeles Dodgers,】
ドジャースが敵地で執念の逆転勝利を飾った。
序盤に3点を先行されたものの、6回にE.ヘルナンデス、
7回にはT.ヘルナンデスの一撃で試合をひっくり返すと、
最後は若き守護神・佐々木朗希が締めて逃げ切り。
先発の大谷翔平が6回3失点9奪三振の力投で、
ポストシーズン(PO)初勝利を手にした。
■逆境からの反撃―大谷選手が立て直し、Wヘルナンデスが応えた
プレーオフ初の二刀流で臨んだ大谷は、2回に3点を失う苦しい立ち上がり。それでも3回以降はギアを上げ、最速161キロの直球と多彩な変化球でフィリーズ打線を封じた。
5回には2死一、二塁のピンチで本塁打王シュワーバーをカーブで空振り三振に斬り、マウンド上で渾身のガッツポーズ。完全アウェーの中、エースの意地を見せつけた。
その気迫に呼応するように、打線も6回に目を覚ました。2死一、二塁の好機でE.ヘルナンデスが三塁線を破る2点タイムリーを放ち反撃開始。続く7回にはT.ヘルナンデスが値千金の逆転3ランを叩き込み、ベンチは総立ちとなった。2人のヘルナンデスが計5打点を叩き出す“Wヘルナンデス・ショー”で流れを一気に引き寄せた。
■大谷選手はPO初勝利「この瞬間のために」
大谷は6回89球、3安打3失点、9奪三振の力投で勝ち投手の権利を得て降板。打撃では4打数無安打と苦しんだが、「投手として勝利に貢献できたことが何よりうれしい。
この瞬間のために準備してきた」と、汗をぬぐいながら静かに喜びを語った。

■佐々木朗希投手、新大魔神として圧巻の“初セーブ”デビュー
9回、試合を締めくくったのは23歳の佐々木朗希。162.5キロのストレートでリアルミュートを見逃し三振に仕留めると、二塁打を許しながらも落ち着いた投球で後続を断ち切った。
メジャー初のセーブをプレーオフの大舞台でマーク。若き剛腕の堂々たる投球に、現地ファンからも大歓声が沸き起こった。
先に3勝したチームがリーグ優勝決定シリーズ(LCS)へ進出する地区シリーズ。敵地で白星発進を決めたドジャースは、大谷と佐々木という“日本コンビ”が投打で躍動し、チームに大きな勢いをもたらした。
ロバーツ監督は「彼らは大きなプレッシャーの中で素晴らしい仕事をしてくれた」と称賛。ドジャースは6日の第2戦に、連勝を懸けて臨む。
